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2024年06月22日

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スケートライフスタイルブランド「CARIUMA(カリウマ)」CEO兼共同創立者に聞く――「ブランドの情熱はスケートボードから生まれる。そして地道にサステナブルなことを続けていく」

カリウマのCEO兼共同創立者のFernando Port氏㊧とDavid Python氏㊨

丸紅コンシューマーブランズは、ブラジルで生まれた「CARIUMA(カリウマ)」の国内の独占販売代理店契約を締結し、展開をスタートしている(Shoes Post Onlineで既報)。カリウマのCEO兼共同創立者のFernando Port氏とDavid Python氏に、創業の経緯や今後の展開について聞いた。同社は現在、シンガポールに本拠を置いている。


■ブランド誕生の経緯について。

靴の大手企業にいた両氏は、スノーボードをやりにチリに行ったときに、「大手の会社ではサステナブルな取り組みを進められない、と話し合ったところからブランドのスタートを決意した」という。


「小さい頃からスケートボードやサーフィンが好きで、それに私(David Python氏)がブラジルの先住民の末裔で、自然に対する意識が高かったことが、ブランドのベースになっています。前に働いていた会社のビジネスのやり方がサステナブルではなかったことから、アクション系のスポーツとサステナビリティを組み合わせてブランドを生み出そうと考えました。


東京五輪にはカリウマのスケートチームから3人が参加し、そのうち2人がメダルを獲得しました。それを見て、ブランディングがきちんとできていると確信しました。今年のパリ五輪に参加するスケートチームのメンバーは15人に増えており、さらにブランド認知が上がっていることを嬉しく思っています」


■ブランド名の由来は。

「ブランド名のCARIUMAは、ブラジルの先住民の‟多様性“と‟融合”という言葉を組み合わせたものにしています。ロゴも、ブラジルの先住民の家紋からインスピレーションしたものを採用しています」


■カリウマが目指すサステナビリティとは。

「何がサステナビリティなのかを考えることから始めました。そして結果として世界的に難しい認証である米国のB Corp認証と英国のPositive Luxury認証を取得しています。例えば、B Corp認証は人の管理から生産や販売に至るまで、600項目の質問があり、その点数が高くなければ取得することができない厳しいものです。そして、この両方の認証を取得しているブランドは、世界でカリウマだけです。


カリウマのサステナビリティは、①ずっと長く使える耐久性の高さ、②次のプロダクトを開発するために安売りせず適正な価格をキープすること、③CO2の排出量を減らすこと、という3つをベースにしています。アッパーにオーガニックコットンを使用したスタンダードモデルの『OCA LOW(オカロウ)』は、すでに8回も改良していますが、これで終わりではなく、さらに良いモデルにするために改良を続けていきます。


また、CO2を減らすために、物流センターを増やして商品の輸送距離を短くしたり、シューズを1足買ってもらうごとにアマゾンに2本植樹する活動も続けており、すでに250万本の植樹を行っています」


■ブランドを成長させることとサステナビリティの取り組みを両立させることは難しさがあるのでは。

「100%サステナブルな会社は、どこにもありません。そのため、少しでもサステナブルなことを続けていくことが大事だと考えています。そして、そのインスピレーションを受け取った人が、同じようなことを感じてくれることで、少しずつ良いほうに変わっていく。大手企業にいたからこそ危機感をもっていますので、それに対峙してマインドをちょっとでも変えていくことを大事にしていきたいと思っています」


■カリウマのビジネスの進捗度合いは。

「2016年から構想を練り始め、2018年にブランドをスタートしました。売上げなどの数字は公開していませんが、先にお話したように、すでに250万本の植樹ができていることを考えると、順調に成長していると感じています。


製品のうち、半分強はアメリカで販売し、そのなかでカリフォルニアが20%を占めています。米国以外では、スケートボードやサーフィン、そしてサステナビリティに対する情熱が高いオーストラリアやポルトガルは良い市場になっています。日本はファッションや情報発信の面で重要な国と考えています。さらに、スケートボードも注目されており、選手も強い国です。今回、丸紅フットウェア(現丸紅コンシューマーブランズ)さんをパートナーに迎え、本格ローンチできることを非常に嬉しく思っています」


■商品構成について。

「ブランドの情熱は、スケートボードから生まれています。ライフスタイルカテゴリーが好評ですが、これはスケートシューズからのインスピレーションで生まれています。これは、例えばバスケットボール用として販売されているシューズの95%が“コートを踏んでいない”ことと同じで、スケートボードカテゴリーはパフォーマンスラインとしてライフスタイルにつなげていく役割をもっています。


スケートボードは若い人にとってはファッショントレンドになっており、それがインフルエンスするものになります。中国では、スケートボードが好きな中国の若手人気俳優の影響でブランド認知が高まっています」


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