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2022年05月18日

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「キーン」から産業廃棄物となる運命だったものに“第2の人生”を与える「ハーベストコレクション」や新開発ソールのキャンバスシューズを発売

「キーン」のスニーカーに採用される殻・葉・茎を配合した植物ベースの新ソールユニット

キーン・ジャパンは、アウトドアフットウェアブランド「KEEN(キーン)」から、産業廃棄物となる運命だったものをHARVEST(収穫)して第2の人生を与える「HARVEST(ハーベスト)コレクション」を2007年から展開している。


廃棄される運命だったものをHARVESTすることは、埋め立てられる運命から救い、新たなものに生まれ変わらせるだけでなく、埋立地から排出されるメタンの削減にもつながる。この循環と持続可能なモノづくりを通じて“より良いもの”を届けたいと考えるKEENは、車のレザーシートの端材(工業廃棄物)、殻・葉・茎(農業廃棄物)、コーヒーを淹れた後のコーヒーグラウンド(消費者廃棄物)などの産業廃棄物をアップサイクルしたシューズやサンダルをはじめ、バッグやアパレルまで幅広いラインアップで展開している。


素材のアップサイクルには、石油化学製品やヴァージンマテリアルの使用を削減するだけでなく、「廃棄物も減らす」という大きな役目もある。廃棄物の埋立地ではメタンが大量に発生し、そのメタンは実に二酸化炭素の28〜36倍の温室効果を引き起こし、人為的なメタン排出源として化石燃料、農業についで3番目に大きいものと言われている。


そして、KEENが産業廃棄物に着目した理由は、米国における固形廃棄物の97%が農業と工業に由来するもので、その約2%しかリサイクルされていないから(出典:post carbon institute)。


サプライチェーン内の有害な化学物質を積極的に特定除去し、安全で効果的な代替物質に置き換えて地球をデトックスする「Detox The Planet(デトックス・ザ・プラネット)」をイニシアティブとし、シューズづくりを通じてより良い世界を目指すKEENは、製造工程において地球環境負荷を低減するだけなく、埋立地をいかに増やさないかも問われていると考えている。


HARVESTコレクションの新作である「HOWSER HARVEST SANDAL」は、環境に配慮したなめし加工を行っているレザーワーキンググループ(LWG)認証の工場でつくられている車のレザーシート生産時に発生する端材をアッパーにアップサイクル。レザー以外の生地やドローコード、縫製糸に至るまでリサイクルPETを使用し、アッパーの100%が“第2の人生”の素材になっている。フットベッドにはコーヒーを淹れた後のコーヒーグランド、アウトソールにはリサイクルコルクを配合している。メンズ、ウィメンズがあり、1万2650円(税込)。


また、農業廃棄となった殻・葉・茎などを配合した植物ベースのソールユニットは、新作キャンバスシューズのメンズ「ELDON SNEAKER(エルドンスニーカー)」(税込1万1000円)と「ELDON SLIP ON(エルドンスリップオン)」(税込1万450円)、そしてウィメンズの「ELSA SNEAKER V(エルサスニーカーファイヴ)」(税込1万1000円)に採用されている。


アウトソールで51%、ミッドソールで 35%の石油化学素材を、植物由来の素材に切り替えており、従来のソールと同様の感触・パフォーマンス・耐久性といったクオリティを保ちながら、地球環境負荷の低減につながっている。アッパーとソールは熱で圧着するダイレクト製法を用いて接着剤を削減。フットベッドには独自開発のLUFTCELL PU(ルフトセルPU)を採用し、PUの使用を削減している。


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