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2021年08月06日

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子ども靴専門店“ゲンキ・キッズ”の店長に聞く!子ども靴選びのポイント

ゲンキ・キッズ丸井錦糸町店 駒﨑美紀店長

子どもの足と靴の研究を続けるムーンスターがバックアップする子ども靴専門店

ムーンスターがバックアップする子ども靴専門店「ゲンキ・キッズ」。子ども靴選びについて様々な質問・悩みが同社へ寄せられているという背景のなか、フィッティングを重視した接客を行う子ども靴専門店として、06年横浜に1号店を出店し、21年3月末時点で65店舗を展開している。


いつでも気軽に足のサイズを計測することができるよう、店内にはムーンスターオリジナルの足型計測機「フッ撮る」を常設。子どもの足や靴に関するムーンスター独自の研修を受けた専門スタッフが足のサイズや形、歩き方を確認しながら、子どもの足を守る靴選びをサポートしている。


今回は、東京・墨田区にある商業施設、丸井錦糸町店4階に店舗を構えるゲンキ・キッズ丸井錦糸町店の駒﨑美紀店長に、子ども靴選びのポイント、売り場づくり、接客で心がけている点などについて話を聞いた。


売上の約4割はベビー。親の子どもの足や靴に対する関心の高さを実感

丸井錦糸町店のベビーシューズコーナー

ゲンキ・キッズ丸井錦糸町店は、15年6月にオープン。子どもの足や靴選びに関する情報・サービスの提供とともに、来店した親子が安心して楽しくシューズを選ぶことができる売り場づくりを行っている。


同店は、ベビーシューズ(ファーストシューズも含む)が売上げの約4割を占めており、初めて子ども靴を選ぶという親子の来店がとても多いという。


「ママ友の口コミで当店を知ってくださり、来店される方がとても多いです。『子どもの足のサイズや状態について知りたい』『お下がりの靴を履かせてもよいでしょうか?』『機能靴を履かせたいのですがどんな靴がおすすめですか?』『歩き方が気になるのですが・・・』など、子どもの足や靴に関する悩みや疑問を抱えていらっしゃる方が多く、親御さんの子どもの足や靴への関心の高さを実感しています。このような様々な相談には、育児経験のあるスタッフが自分の経験を踏まえながら、親御さんの気持ちに寄り添い、相談にのっています」


フッ撮るで足を計測。成長段階に合わせた靴選びのポイント

フッ撮るで足を計測。ぬいぐるみや動画などを用意し、子どもが楽しんで安心して計測できるよう工夫を凝らしている

まずは子どもの足のサイズを知ってもらうため、フッ撮るで足を計測。このとき、子どもが怖がらずに計測できるよう、スタッフが子どもと丁寧にコミュニケーションをはかりながら進めていく。「まるで保育園や幼稚園で遊んでいるような楽しい雰囲気づくりを大切にしている」と駒﨑さん。


計測後は、顧客のニーズを取り入れつつ、足型のデータをもとに、足のサイズにあった商品を提案。フィッティング時、子どもの成長段階に合わせたシューズ選びのポイントやその重要性も同時に伝えている。


ファーストシューズで柔らかい足をしっかりサポート。赤ちゃんが靴に慣れるアイテムとしての役割も

「ファーストシューズは、5~10歩程度歩きだしたら履かせてあげてください。とお話ししています。よちよち歩きが始まってから靴を履かせればいいと思っている方が多いのですが、赤ちゃんは靴に慣れるまでに時間がかかるため、つかまり立ちの時から足をやさしくカバーする靴で履く習慣をつけておくと、歩き出した時に嫌がらずスムーズに靴を履いて歩くようになります。


赤ちゃんの足首は柔らかく、内側に倒れこみやすいので、歩き始めて1年程は足首まで高さがあり、かかと部分が補強されたものが最適です。また、足の脚力が弱いのではだし感覚の靴底が薄く、かかとから3分の2の位置でしっかり曲がるシューズを選ぶとスムーズに歩けます」


ベビーは足首の状態と成長具合をしっかりと確認

「とことこ歩き、低いところからジャンプして着地ができるようになる1~2歳になると脚力がつき始めます。足首の状態と成長具合を親御さんと確認したうえで、ミッドカットタイプとローカットタイプを履いていただき、歩き方や走り方を見比べて最適なシューズを選んでいきます。デザインは、かかと部分がしっかりと補強され、ベルトタイプで足をしっかりと固定できるもの、甲の厚みにあわせてフィットできるものがおすすめです。もちろん、ファースト同様、靴底は踵から3分の2の位置でしっかり曲がるシューズを選んでもらうとしっかり踏み込め、蹴り出しやすいです」


キッズ、ジュニアは運動性を確保しつつも足をしっかり保護するものを

「動きが活発になるキッズ、ジュニアは、運動機能をサポートしつつ、足をしっかり保護する機能性が求められてきます。踵のホールド性や、踵から3分の2の位置での屈曲に加え、着地時の足ブレを防止するスタビライザーやねじれ防止機能があるものを選ぶようお話ししています」


履き方・履かせ方は実践しながらわかりやすく説明

靴選びのポイントや重要性を伝え、試し履きをして歩行をチェックしたあとは、靴の正しい履き方や履かせ方もしっかりと伝えている。子どもの足は軟骨で形成されているため、サイズが合わない靴やつくりがしっかりしていない靴を履いたり、間違った履き方をすることで変形しやすい。子どもの足の健やかな成長を促すには、“靴の選び方”と“履き方・履かせ方”はとても重要なポイントになる。

「踵を靴に合わせてから、ベルトを固定することの重要性を伝えています。お子様が自身で履ける場合は、『靴を履いたら、踵トントンしてから、ベルトをぎゅっと止めてね』と、赤ちゃんに靴を履かせることに不安を感じているファーストシューズをお求めの親御さんには『足をやさしく手で支えて、靴を足に入れ、手のひらで踵をトントンとしてからベルトを締めてください』と、それぞれ実践しながら伝えています」


買い替え時期のタイミングは約3カ月。子どものちょっとした変化が買い替えのサインであることも

子どもの足の成長は著しい。購入時には買い替え時期のタイミングについてもしっかり伝えている。


「買い替えは『3カ月後の〇月くらいが目安です』とアナウンスしています。また、子どものちょっとした変化や行動が買い替えのタイミングであることもお知らせしています。子どもがつま先を触り始めたり、靴を履きたがらなくなったり、急に抱っこをせがむことが多くなったり、歩きたがらないなど、言葉で上手に伝えられないお子様はこのような行動で靴に対する違和感を示すことがあります。


また、爪が欠けていたり、線が入っていたりする場合もサイズが合っていないサインであることが多いです。すこしでも気になることがあったら気軽に相談していただけるよう声掛けをしています」


売れ筋は「ムーンスター」のベビーシューズ

様々なブランドを提案している同店。そのなかでもダントツの人気商品が「ムーンスター」のベビーシューズ。子どもの足の健やかな育成をサポートする機能が充実している点が支持されている。


「履き比べてどれにしましょうかというところで、選んでいただけるのがムーンスター。リピーター率が非常に高く、来店される多くのお子様がムーンスターを履いています。館の近くにある錦糸公園を見るとムーンスターを履いて遊んでいるお子様とてもが多く、この地域のムーンスターの人気の高さを感じます」


手書きのPOPで選びやすい売り場づくり

ママも、パパも、子ども達も楽しんで買い物ができる売り場づくりをすすめている同店。棚に並ぶシューズの1足1足には、特徴が一目でわかる手書きのPOPを添えられている。


「スタッフが足りずに接客できない場合でも、お客様が見やすく、選びやすい売り場づくりを心がけています。手書きのPOPも、情報量が多いと見にくくなってしまうため、あえてポイントだけを書きアイキャッチ効果を狙っています」

通路は広めにとり、どこに何の靴があるか一目でわかるようディスプレイしている

売り場はベビーカーの来店もしやすいよう通路を広めにとり、商品は子どもが見やすいよう棚陳列は低めに設定されている。店頭にはシーズンごとの打ち出しアイテムを集積したほか、成長段階に合わせてシューズを選ぶことができるよう、ベビー、キッズ、ジュニアのカテゴリー別に商品が並んでいる。


働きやすい職場環境を整えることが、心地よい売り場づくりにつながる

顧客が購入しやすい売り場づくりに欠かせないのが、スタッフの育成。駒﨑店長は、スタッフ間の会話やコミュニケーションをしっかりはかることで“チーム力”を強化している。


「子どもの足や靴に関する情報の共有のほか、接客ロールプレイングを行うなどスタッフのスキルアップをはかる取り組みはかかせません。


それに加え、当店ではスタッフ全員が楽しく働けるよう、声掛けを大事にしています。情報共有がしやすい人間関係や職場環境をしっかり整えることで、スタッフのモチベーションも変わってきます。接客に関して、わからないことや不安なことをひとりで抱えず、相談しあえる関係性がとても重要です。


スタッフの関係性はそのお店の雰囲気につながり、お客様にしっかり伝わります。心地の良いお店づくりのため、今後もコミュニケーションをはかりチーム力を高めていきたいです」



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