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2024年05月13日

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メンズきものテーラー「Y. & SONS」が革靴ブランド「nakamura」と共同開発のオリジナル草履を販売



やまとは、メンズきものブランドの「Y. & SONS」で、オーダーメイド革靴ブランド「nakamura」との共同開発でこだわりの靴づくり技術を活かした新しい草履を、9月8日(金)からY. & SONS各店舗(神田・京都)、Y. & SONSオンラインストアで販売している。


Y. & SONSは、日本全国のものづくりの産地、また国内外問わずさまざまな人とともに商品を展開してきた。今回は、足立区江北に工房兼ショップを構えるオーダーメイドの革靴ブランド、nakamuraを展開するオーナーの中村隆司さん・民さん夫妻とともに、現代の街中でも快適で履く人の生活に永く寄り添うオリジナル草履を製作した。


今回のオリジナル草履は、Y. & SONSで扱っている革靴のリペアをnakamuraに依頼したことがきっかけとなった。かねてY. & SONSでは「ずっと永く履き続けられる草履をつくりたい」という想いがあり、今回さらに履きやすさや耐久性をアップデートさせたいという背景のもと、nakamuraの革靴づくりの視点から草履の構造を見てもらい、いちから草履づくりを研究した。


足を乗せる草履の天部分には、日本国内で鞣されたヌメの牛革と型押しの牛革を使用。どちらも革特有の艶があり、シンプルで流行り廃りのないデザインにこだわった。踵からつま先にかけては、傾斜をあえて緩やかにし、足に沿う履きやすさになっている。


ソールには、クッション性の高いEVAスポンジとイタリア製のヴィブラムスポンジを使用することで、軽量ながら滑りにくい仕様にしている。踵の部分直しやソール全体もリペア対応可能な仕様になっているため、快適な履き心地を持続させながら革の経年変化をじっくり楽しむことができる。


鼻緒の生地には、Y. & SONS定番の十日町紬を使用。牛革の艶に、十日町紬の素材感のある鼻緒のコントラストがさりげないアクセントになっている。すべての作業は手作業で行い、草履の側面までも剥がれづらいように綺麗に削り出されているなど、どこまでも履く人に寄り添ったものづくりになっている。


カラーは、カウレザーのブラックとブラウン、クロコダイル型押しのブラックがあり、価格は各3万3000円(税込)。サイズは、M(24.0〜26.0㎝)、L(26.0〜27.5㎝)、3L(28.0㎝以上)。


Y. & SONSは、“メンズきものテーラー”をコンセプトに、固定概念にとらわれない自由な発想で伝統と革新が融合した非日常を届けるコンセプトショップ。2015年3月に東京・神田明神鳥居横にオープンし、2020年6月にはアジア初上陸となる「エースホテル」が入る京都・新風館内に出店するなど、国内外問わず多くの顧客に従来のきものの枠を超えたコーディネートを提案している。


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