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2024年05月20日

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「アークテリクス」からフットウェアデザインセンターで開発された第3弾「シラン」を発売



アメアスポーツジャパンは、「ARC’TERYX(アークテリクス)」から、テクニカルトレイルを快適、かつスピーディに駆け抜けることが可能なマウンテンランフットウェア「SYLAN(シラン)」を、5月10日(金)から発売する。


新設されたフットウェアデザインセンターで開発されたSYLANは、4月3日発売のアプローチシューズ「VERTEX ALPINE」、4月19日発売の短時間のアプローチとリカバリー機能を両立した「KRAGG」に続く第3弾の製品。マウンテンランにおけるダウンヒルでのスピードパフォーマンスを重視した軽量設計で、通気性と耐久性を備え、足をしっかりと固定する優れた機能を有している。


SYLANのノンゴアのアッパーは、ナイロンコアにポリウレタンコーティングを施したポリエステル繊維を巻き付け、重量を抑えた耐摩耗性に優れながらしなやかで通気性の良いMatrixを採用。ゴアテックスモデルは、ゴアテックスメンブレンをナイロンのアッパーに密着させた、ゴアテックスインビジブルフィットを採用した防水仕様。ニット素材のカラーは、砂や小石の侵入を防ぎ、シューレースポケットも装備。


ダイナミックフォームモールドEVAのソックライナーは100%リサイクルEVA 4.5㎜を採用し、ミッドソールの下側には高密度で下からの突き上げの衝撃を吸収し、軽量で反応性に優れたInFuse EVA とポリオレフィンと6㎜のロッカー形状により中央から推進力を生み出す。


アウトソールは、重量を可能な限り軽くするためにVibram Magagrip Lite Base を採用。ラグパターンは、SYLANのために新たに開発され、グリップを重視した少し深めの仕様となっている。


製品は、スキーノルウェーチャンピオンであり、非常にテクニカルな地形でも知られるノルウェーロムスダールを中心に活躍するトレイルランのアスリートでもあるヘンリエッテ・アルボン選手のフィードバックにより誕生した。アークテリクスは、2021年6月、ポートランドにフットウェアデザインセンターを設立。このデザインセンターでは、山岳アスリートが求めるより幅広いフィールドでの使用を想定したシューズの開発が行われている。“TRAVEL FAST & TRAVEL FAR(より速く、そして遠くへ)”というコンセプトのもと、アスリートとともに、さまざまな地形やシチュエーションに対応したフットウェアの開発を行っている。


ヘンリッテ・アルボン選手は、「スピードレースでの怪我は、最も神経をすり減らす問題。特にレースの勝敗を分けるダウンヒルでスピードを保ちながら移動する際に重要となるグリップに重点を置いたシューズ、そしてグリップだけではなく、軽量で快適なシューズを開発したい」とコメントしている。


SYLAN(シラン)は、メンズ3色、ウィメンズ2色展開で、価格は3万4100円(税込)。重さは292g(メンズ27㎝)。SYLAN GORE‐TEX(シラン ゴアテックス)はメンズ4色、ウィメンズ3色展開で、価格は3万9600円(税込)。重さは、310g(メンズ27㎝)、SYLAN PRO MEN’S(シラン プロ メンズ)はメンズ1色のみで、価格は3万4100円(税込)。重さは292g(メンズ27㎝)。


アークテリクスは、1989年にカナダ西部ブリティシュコロンビア州・バンクーバーで誕生。太平洋沿岸部に広がるコーストマウンテンと呼ばれる急峻な山岳地帯まで車で約1時間。日常の中にアウトドア・アクティビティが自然に溶け込んだこの街で、クライミングギアを製造販売するガレージブランド「ロックソリッド」としてスタート。1991年には、熱成型3D フォームを活かした「Vapor Harness」を発売するとともに、生物の進化の歴史で最初に空を舞った鳥とされる始祖鳥をモチーフに、社名をARC’TERYX(アークテリクス)に変更した。


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