プライドフェスティバル の丸井グループのブースの模様(㊧FABRIC TOKYO、㊨Kesou)
丸井グループは、企業などの枠組みを越えて、LGBTQなどの性的マイノリティが働きやすい職場づくりを目指す任意団体、work with Prideが策定する「PRIDE指標2023」において7年連続でゴールド認定を獲得した。
PRIDE指標は、2016年に策定された職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標。PRIDEの各文字に合わせ、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement・Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つを指標化し、企業の取り組みを評価するもの。
丸井グループは、社会課題解決企業への進化を目指し、インパクト目標を掲げ、今年度新たに「IMPACT BOOK2023」を発行した 。インパクト目標の1つとして「一人ひとりの『しあわせ』を共に創る」を定め、一人ひとりの「好き」・「個性」の応援や、ファイナンシャル・インクルージョンの実現を通じてダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを進めていく。
丸井グループでは2016年から、社員だけでなく店舗の取引先を対象にLGBTQに関する研修を定期的に実施している。社内向けには、LGBTQ研修に加え、社員一人ひとりが人権に関する理解を深めるための研修資料の作成・配布を行うなど、継続的に理解促進に取り組んでいる。
また、「東京レインボープライド2023」に参加し、代々木公園で開催されたプライドフェスティバルで4年ぶりに企業ブースを出展した。ブースでは、共創パートナーであるFABRIC TOKYOのオーダースーツの展示・試着会を行ったほか、顧客の課題(歩きやすさやサイズのバリエーション)と社会課題(廃プラスチックの削減)の両方を解決する丸井のシューズブランド「Kesou」の展示を行った。
さらに、開催に合わせ、事業所全員が参加する「プライドウィーク」を設定し、マルイ・モディ各店ではLGBTQを象徴するレインボーデザインのPOPやメッセージPOPを掲出することで、ジェンダーに関係なく、すべての顧客に対するウェルカムの姿勢を表明した。