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2021年09月25日

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【ワークシューズ特集 福山ゴム工業】ワーク流通の好況背景に安全スニーカーが売上げに貢献

2020年10月に開催された「第10回ツールジャパン」での福山ゴム工業のブース



JSAA規格のプロスニーカーとして「シティーハンター」を展開


福山ゴム工業の履物部門は、長靴と作業靴(布靴)およびセーフティ(安全)スニーカーで構成され、2020年はコロナ禍で商談がなかなか進まないなか、セーフティスニーカーが貢献し、前年比増収で終わりそうだ。


2020年に話題となったのが、新たに提案した新ブランドの「CITY HUNTER(シティーハンター)」。同社が20年ほど前にメンズカジュアルシューズを展開していたブランドで、今回、セーフティスニーカーのブランドとしてリバイバルさせた。

㊧シティーハンター#100/JSAA A種認定品。鋼鉄先芯入り、踏み抜き防止・耐油底仕様。ブラック、アースブルー、プラムの3色。㊨シティーハンター#200/JSAA A種認定品。鋼鉄先芯入り、耐油底仕様。ブラック、レッド、ブルーの3色。ともに24.5~27.0、28.0㎝

同社は2019年末に日本プロテクティブスニーカー協会に加盟し、「シティーハンター」のメンズ2型を、日本保安用品協会が認定する同社初のプロテクティブスニーカー(JSAA規格)の型式認定合格品として2020年2月から発売した。


JSAA規格の取得について、同社は「ワーク流通では、JSAA規格認定のプロテクティブスニーカーを、ひとつのカテゴリーとして中心に据える売り場が増えており、そうした付加価値化に対応するため」と説明する。


シティーハンター#100は、アウトドアスタイルのデザインを採用し、耐油底で踏み抜き防止機能を搭載。つま先にはこれまでのJIS規格を満たした鋼鉄先芯を継続して使っており、安全性にも留意している。


一方、シティーハンター#200はスタイリッシュなスニーカーデザインを採用し、ヒールスタビライザーの搭載で踵の安定性を高め、耐油・防滑性能も付加している。鋼鉄先芯入り。


「シティーハンター」は、JSAA規格に準じて素材なども厳選しているため、従来品よりもスペックが高く、価格(実勢)も3000円台半ばから3000円台後半とワンランク上の商品に位置付けている。2021年以降も、商品構成を充実させていく予定で、3~4月にはミッドカットモデルの発売を計画している。


セーフティスニーカーの「アローマックス#93」がヒット


セーフティスニーカーでは、2020年6月から順次発売したアローマックス#93がヒット、売上げに貢献している。ニット素材をアッパーに使ったスポーティなモデルで、ホームセンターでも扱われており、「これからも伸びていく商品」と、福山ゴム工業では期待している。


アッパーにニット素材を使った足馴染みの良い履き心地と、4Eながらスマートなシルエットが受け入れられているポイントで、軽量でしかも厚底設計なのでクッション性も高い。

㊧アローマックス#93/ニット素材をアッパーに使った鋼鉄先芯入りセーフティスニーカー。グレー、レッド、ネイビーの3色。㊨ラスティングブルLB-034/ワンランク上の履き心地を提供するワーキングカジュアルシューズ。混紡素材の千鳥格子柄モデル。ともに24.5~28.0㎝

約1万人の足型計測から設計した靴型から生まれた“ワンランク上の履き心地”をベースに、「ワーキングカジュアル」という新カテゴリーで提案している「ラスティングブル」は、ホームセンターなどでのコーナー化を進めている。


帆布をアッパーに採用したナチュラルな質感と、4層構造のクッションインソールによる履き心地を兼備した定番のLB-011は、当初の6色に3色を追加して全9色で展開中。またシーズン品として素材替えモデルを提案、同社女性社員が企画した女性専用モデルも打ち出している。


2020年はニット素材を使ったLB-027、麻風素材の採用で涼しげなLB-031、踵を踏んでも履ける2WAY仕様のLB-032、千鳥格子柄のLB-034などを提案した。2021年に向けては、これまでのヴァルカナイズ商品に加え、モールド底のセカンドラインも用意する予定。また、先芯入りのバスケットボールシューズタイプLBS-802~803は、定番化をはかっていく。


フォークリフト用のエアボスタイヤをヒントに生まれた長靴「エアボス#020」


履物部門の主力製品のひとつである長靴でも、新たな商品カテゴリー生み出している。


エアボスソールを搭載したゴム長靴、エアボス#020が戦力になりつつある。2019年2月から発売したエアボス#020は、同社の工業用品部門で扱うフォークリフト用のタイヤであるエアボスタイヤから発想を得た新しい商品。


エアボスタイヤの原理を応用し、サイドに空洞を設けた靴底が衝撃を吸収、足裏の疲労を軽減する。実験によると、岩や砂利などがあるデコボコ道でも空洞部分がつぶれて衝撃を吸収するため、下からの突き上げを感じないという。


同社が得意とする4層構造のメッシュ入り軽量配合ラバーで耐久性も高く、履き心地が良い製品として訴求していく。靴底サイドの空洞は土が詰まらない工夫もされており、今後これらの認知もはかりながら訴求していく。


2020年9月からは防寒仕様のモデルを発売し、2021年には先芯入りのモデルも出すなど、新カテゴリーとして商品構成を充実させて展開していく方針。

㊧エアボス#020/靴底サイドに空洞のある新設計のエアボスソールで衝撃を吸収するゴム長靴。メンズM~3Lの4サイズで3色展開。写真はイエロー。㊨カルサーワン/ラバー+EVAの超軽量ハイブリッドブーツ。メンズM~3Lの4サイズ(3色)、レディスS~Lの3サイズ(4色)。メンズLサイズで片足約300g、レディスMサイズで片足約240gと軽量

長靴では、ゴム×EVAで柔らかく軽いハイブリッドモデルが人気になっている。2019年11月から発売したカルサーワンは、メンズ&レディスブーツのほか、ショートタイプも展開しガーデニングの用途も引き出している。


これら同社ワークシューズの魅力については、2020年6月末に同社若手社員(寅次郎&NANO)が開設した履物部門YouTubeチャンネル「ふくゴムTV」で紹介している。



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