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2021年07月31日

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【ワークシューズ特集 編集記事】コロナ禍でも安全スニーカーは安定した動きに



仕事が減らない建設・建築業や運送業等での買い替え需要に支えられる


先芯入りの安全スニーカーが建設・建築業や配送業、住宅工事関連、工場等での軽作業履きとして主流になっている。特にワークマーケットでは“プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)”と呼ばれる、型式認定を受けた商品の認知度が上がり、販売足数は高位で安定している。


日本プロテクティブスニーカー協会が集計しているプロスニーカー認定合格品タグの19年度の発行枚数は626万枚(万足)と、18年度の過去最高記録に続き2年連続で600万枚(万足)オーバーの実績となった。


シューズポストでは、2019年のワークユース市場へのシューズ供給について、全体で5360万足、そのうちスニーカータイプは2270万足(詳しくは㈱ポスティコーポレーション・シューズポスト事業部発行の「SHOES BOOK 2021年版」を参照)と推計しており、非認定品を含めたワーク専用の安全スニーカーは1700万足強あると思われる。特にここ数年はスポーツメーカーなどの参入と認知度の高まりにより、市場は広がっている。


安全スニーカーの人気の要因は、安全性を確保しながら手頃な価格や軽さ、耐久性、動きやすさ、着脱の容易さといった機能性に加え、普通のスニーカーと見分けがつかないほどのデザイン性が高まっていることなどが挙げられる。最近の傾向として、若手を中心に建築現場で働くワーカーが、安全スニーカーを履いて現場に直行する、というワーク環境の変化があり、さらに企業側の安全衛生意識の高まりも安全スニーカーの購入増を後押ししている。

JSAAの型式認定モデルの市場占有率が上昇――19年度は626万枚(万足)と2年連続600万枚(万足)オーバー


先芯入りの安全スニーカーが軽作業履きとして主流になるなか、公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)が認定・合格品タグを発行する「プロテクティブスニーカー」の市場占有率が拡大している。


日本プロテクティブスニーカー協会(JPSA)が集計している認定合格品タグの発行件数をみると、その浸透の過程が分かる。JSAA規格前身のJPSA規格がスタートした02年度の発行件数は100万枚に満たなかったが、JSAA規格が制定されて以降、11年度に200万枚台に乗り、その3年後の14年度には2.5倍の500万枚台に達した。


アッパー材の拡大、さらにプロテクティブブーツ(プロブーツ)規格が追加された17年度は550万枚を突破し、18年度は650万枚を突破して過去最高を記録した。そして19年度は626万枚と2年連続で600万枚台をキープした。


JSAA規格認定品が当初の6倍以上となった背景のひとつに、プロテクティブスニーカーの認知度向上が挙げられる。日本プロテクティブスニーカー協会では、「型式認定の宣伝・広報活動を行った結果、ホームセンターのバイヤーなどが安全スニーカーの仕入れの際に、JSAA規格認定品を選ぶことが多くなってきた」と語る。こうした流れを表すように、同協会の2020年時点での加盟企業は、前年から2社増えて33社になっている。


2020年も安全スニーカーは、一般カジュアルシューズと比べると堅調に推移したと言えるが、新型コロナウイルスの感染拡大による海外生産品の入荷の遅れなどもあって、春の時点でのJSAA型式認定タグの発行枚数は前年から大きく減ったという。建設ブームのひと段落もあって大きなヤマは越えた、とみる向きもあり、今後は500~600万枚(万足)程度で推移していく可能性が高い。


ワーカーに定着しているスニーカータイプを展開しているワークシューズ(50音順)



・アシックスジャパン「アシックス


・弘進ゴム「ウルトラマン」シリーズ


・福山ゴム工業「シティーハンター」「アローマックス」他


・ミズノ「ミズノ」



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