
3月15日の靴の記念日に行われたトークショーには、山口千尋氏、柳町弘之氏、三澤則行氏、吉見鉄平氏(舞台上右から)というそうそうたるメンバーが顔を揃えた。舞台上左端は城一生氏
東京・浅草の雷門前の浅草文化観光センターで、靴の街 浅草 2023展示イベント「ハンドメイド・フットウェアの世界~手から生まれ、足を守り、人生を共に歩む~」が、3月29日(水)まで開催されている。主催はクツミライパートナーズ/シューフィル。
展示イベントの第1弾は、3月15~22日の日程で行われている「子供靴と絵本のワンダーランド~くつくつあるけ~」。18人の靴職人・クリエーターが製作したオリジナリティあふれるベビー靴・子供靴を、靴をテーマにした絵本とあわせて展示している。
3月24~29日の第2弾では、浅草で本格的な手縫いの靴づくりを教えているサルワカフットウェアカレッジで学ぶ生徒の作品展示会「Hand Made Shoes」。ともに会場は、浅草文化観光センター7階の展示スペース。入場は無料。
この展示ベントの皮切りとなる3月15日(靴の記念日)には、日本のハンドメイド・シューメイキング分野を切り拓いてきた山口千尋氏(グルド・オブ・クラフツ)と柳町弘之氏(ヒロヤナギマチ)と、今、注目される若手制作者の三澤則行氏(ミサワ&ワークショップ)と吉見鉄平氏(レンド)を迎えた「メッセージ・トークライブ~未来へ――くつくつあるけ~」が同センター6階の多目的ホールで行われた。
昨年12月18日付の日経新聞日曜朝刊の特集面、NIKKEI The STYLEで「革靴の王国」として取り上げられた日本のハンドメイドシューズ。登壇した4人により、現在、日本が牽引していると言われるハンドメイドシューズに関わった発端から靴のハンドメイドの今、そしてこれから等について、クツミライパートナーズ/シューフィルを主宰する城一生氏の司会・進行で、台本なしのトークショーが繰り広げられた。