アディダスジャパンのトーマス・サイラー副社長がランニングカテゴリーについて語る――ランナーのニーズに5つのシリーズで対応、アディゼロがイノベーションの原動力に

新商品発表会で語るアディダスジャパンのトーマス・サイラー副社長
アディダスジャパンのトーマス・サイラー副社長は、6月末に開催した「adidas Running/アディゼロ新商品発表会」で、グローバルな戦略カテゴリーのひとつであるランニングついて、次のように語った。
アディダスランニングの2025年を見据えたグローバル戦略では、「消費者の体験を向上させたい」「サステナビリティにフォーカスさせたい」ということのみならず、選手との信頼性を築き上げることが重要な柱になっている。
世界においてベストなスポーツブランドになるためには、ランニングにおいてベストでなければいけない。ランニングは最も大きなスポーツで、最もアクセスしやすいスポーツともいえるだろう。その目的はさまざまで、記録を狙いたい人、レースで勝ちたい人、健康のために走っている人とさまざまだ。アディダスは、ランナーのこうしたさまざまなニーズに対応していくために、ランニングにおいて、5つのフランチャイズ(シリーズ)の商品を用意している。
「ウルトラブースト」は、その代表格といえるもので、技術の最高峰を詰め込んだシューズであり、2013年以来、アディダスのランニングビジネスの成長を大きく牽引している。「4D」は、最も先進的な技術で開発されたシューズで、ランナーを前に進めるシューズとなっている。「ソーラー」は、オールラウンドに使えるエネルギーリターンを持ち合わせたシューズであり、「アディスター」は、長い距離をゆっくりと走るための人のシューズとして提案している。
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