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2024年04月27日

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「ブルーオーバー」からミリタリーライクなコーデュラナイロン500を使ったスニーカー「SHV3 500D」が登場



BATONは、国産スニーカーブランド「blueover(ブルーオーバー)」から、コーデュラナイロン500Dを使ったスニーカー「SHV3 500D」を発売した。


SHV3は、従来のクラシックランニングスニーカーの基本パターンは踏襲しながら、スポーツシューズに見られる有機的なラインを排除。そしてそれに対比するようあえて直線、平行といった建築的、工業的なアッパーデザインを施している。


しかし、靴としての基本機能は疎外せず、ブランド理念の「当たり前に履きやすく歩きやすい」ことを前提とし、奇抜さで目を引くような手法でなく、スニーカーとしての既視感の中に恣意的なズレをコントロールするデザインを取り入れたモデルとなっている。


メインのアッパー素材には、インビスタ社の「CORDURA(コーデュラ)500」を採用。過去に使った高強度の「CORDURA Ballistic」に比べデニール数は低くなっているが、コーデュラナイロンに昔から存在する定番品で、特有のマットな質感はさまざまなミリタリーアイテムに使われている。サイズは、22.5~27.5㎝(1㎝刻み)で、価格は2万5850円(税込)。リリースされるのはグレー、ベージュ、ブラックの3色。


使用しているラスト(足型)は、定番のマイキーと同じものを採用しており、足入れ感は通常のランニングシューズだとワイドモデルに相当。タイトさよりもコンフォートな履き心地となっているのも特徴の1つ。


またアウトソールは、「築地銀だこ」とのコラボレーションで開発された“タコヤキソール”を採用。たこ焼きの鉄板からインスピレーションを受けデザインしたこのアウトソールは、半球状のスタッドが規則的に配列され、見た目だけではなく、グリップ性と屈曲性を考慮した機能的なソールとなっている。


blueover は2011年にスタート。プロダクトデザイナーである渡利ヒトシ氏が、国内の蓄積されてきた地域産業としてある製靴技術の継承のため、活動しているスニーカーブランド。そのため可能な限りの素材調達、加工、生産を国内で行っている。突出した機能的スニーカーではなく、当たり前に歩きやすく、履きやすいことを大事とし、時代を問わず履き続けられるような普遍性あるデザインを追求。しかも長く履き続けられるように素材を厳選している。


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