shoespost

 

 

Shoespost-online

2024年04月30日

Shoespost-online

2024年04月30日

「キーン」から環境負荷を低減しながら耐久性を向上した新製法のトレッキングシューズ「TARGHEE Ⅳ(ターギー フォー)」シリーズ

TARGHEE IV MID WP

キーン・ジャパンは、「KEEN(キーン)」の定番防水トレッキングシューズコレクションであるTARGHEE(ターギー)から、耐久性をアップデートした「TARGHEE IV(ターギー フォー)」がミッドカットとローカットの2型で新登場した。ミッドカットモデルのTARGHEE IV MID WP(ターギー フォー ミッド ウォータープルーフ)は、メンズ4色、ウィメンズ3色展開。価格は2万4200円(税込)。ローカットモデルのTARGHEE IV WP(ターギー フォー ウォータープルーフ)は、メンズ・ウィメンズともに各3色展開。価格は2万2000円(税込)。


幅広のラスト(木型)によるルーミーなトゥボックス構造と履き心地の良さに定評のあるTARGHEEの最新シリーズ「TARGHEE Ⅳ」の最大の特徴は、接着剤を一切使用せずにアッパーとソールシステムを一体成型する技術「KEEN.FUSION(キーン・フュージョン)」。これはダイレクトアタッチ製法のことで、アッパーとアウトソールの間に高熱のPU素材を流し込んでミッドソールを形成し、その熱の力でアッパーとアウトソールを一体化する。アッパーとソールが接着剤で接着されている場合、経年劣化によってソールが剥がれてしまうこと(層間剝離)が、シューズが壊れる主な原因のひとつだが、この製法によりアッパーとソールの剥がれを防ぐ。また、ミッドソール素材には空気も含有されているため、材料使用量を軽減するうえ、クッション性の向上にもつながっている。


撥水加工は、PFASフリー。PFAS(ピーファス=ポリフルオロアルキル化合物の略称)は、地下水や食物連鎖を通して人や動物の体内に蓄積される、発ガンリスクや免疫力低下など多くの健康被害を引き起こす可能性があるとされる有害物質。環境中に流出しても分解されず長期間残るため「Forever Chemicals(永遠の化学物質)」と呼ばれている。KEEN製品ではPFASを一切使用しない撥水加工を採用し、地球環境への配慮を推進している。


また、アッパーのレザーには、環境に配慮したなめし加工を施したLWG(レザーワーキンググループ)認証のレザーを採用、フットベッドにはケミカルフリーの防臭加工を採用している。KEENはこれらの取り組みを‟Consciouly Created――地球と人にやさしいツクリカター“と呼び、サプライチェーンやシューズ製造過程で環境負荷低減を推進し、地球環境とシューズ製造スタッフの健康配慮を心がけている。


関連記事


注目記事


商品特集

商品特集


連載

  • いちがいもんの独り言
  • フィッティングの技法
  • トレンドを俯瞰する
  • シューズビジネスを考える

有料会員限定記事


カテゴリー別記事

企業

業界

商品

マーケット

サステナビリティ

インタビュー

決算

人事

PAGE TOP