「aplena」㊧と「Bamblena」㊨のサンプル

永井撚糸は、再生可能な植物由来のバイオマス原料を配合した合成皮革および人工皮革（環境配慮型ヴィーガンレザー）として、新たに「aplena（アプレナ）」「Bamblena（バンブレナ）」「HINOKI leather（ヒノキレザー）」という3種類の在庫販売を開始する。

特徴は、国産の植物由来の再生可能原料を活用したアップサイクル素材で、日本国内工場で製造される日本製であること。加水分解試験10年相当をクリア、屈曲テストでは10万回をクリアした高耐久性能をもち、幅広い用途で使える製品をラインアップ。日本原料、国内生産で提供することにより、出荷の際のトレーサビリティも確保できる。

「aplena」は、りんごジュースの搾りかす（原料供給元：青森県のJAアオレン）を配合した合成皮革。産業廃棄物や、CO2排出量削減に貢献できるモノづくりにこだわった日本製。素材の表はアップル25％、PU75％、裏はレーヨン35％、ポリエステル65％。厚みは0.8㎜、生地幅は137㎝、反長は30ｍ。

「Bamblena」は、脱プラスチックに対応する原料として注目の竹。里山保全のために伐採された国内の竹（原料供給元：徳島県の那賀ウッド）をアップサイクルした日本製の人工皮革。素材の表は竹8％、PU92％、裏はナイロン60％、PU40％。消臭試験では、99％以上減少する結果が出ている。厚みは1.3㎜、生地幅は137㎝、反長は25ｍ。

「HINOKI leather」は、国内のヒノキの加工場（原料供給元：岡山県のヒノキ）で発生する木粉をアップサイクルした日本製合成皮革。素材表はヒノキ18％、PU82％、裏はレーヨン35％、ポリエステル65％。厚みは0.8㎜、生地幅は137㎝、反長は30ｍ。

永井撚糸では、1ｍからカットして出荷するとしており、在庫色は各10色で、発売は6月中旬を予定している。なお、カットサンプルを無償で提供している。概要は同社のHP（https://nagai-yoriito.com/pages/59/）で。なお、「アプレナ」と「バンブレナ」は共和ライフテクノの開発商品、ヒノキレザーは永井撚糸の開発商品となる。