駐日イタリア大使とイタリア大使館貿易促進部部長が会見――さまざまなイタリアを観ることができる「Itary is simply extraordinary:BeIT」キャンペーンを紹介

ジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使㊧とイタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長㊨
イタリア大使館貿易促進部は、2月8日(火)~10日(木)の3日間、ベルサール渋谷ガーデンで「第59回モーダ・イタリア展&第69回シューズ・フロム・イタリー展2022-23秋冬コレクション」を開催したが、初日の8日にジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使およびイタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長が記者会見し、イタリアのファッション事業の推進策などについて述べた。
ジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使「イノベイティブで創造的な唯一無二の作品をつくり続けることがイタリアンファッションの役目」
「残念ながら、第59回モーダ・イタリア展および第69回シューズ・フロム・イタリー展は、今回もコロナ禍でイタリアからオペレーターを招くことは叶わなかったが、インポーターやエージェントの皆様のおかげでメイド・イン・イタリーの商品を実際に手に取って見ていただけることを、心から嬉しく思う。また、オンラインを通じて、ひとりでも多くの日本の皆様とイタリアの業者が知り合い、縁を結ぶことができれば嬉しい。
コロナ下にあっても、こうしたイベントが開催されることは、イタリアのファッション製品にとって、とても重要なこと。イタリアのファッション製品は、対日輸出の19%を占めているとても重要な分野である。こうしたデータは、日本の皆様がイタリアのファッションに強い愛情を注いでくれている表れであり、コロナの影響で多くのファッション業界が苦境に立たされているが、こうしたイベントを通してファッション業界が活性化することを願っている。
イタリアのファッションは長年、そのスタイルの観点から注目を浴びているが、それだけではなく、元となる素材およびイノベーションに培われていると確信している。これからもイノベイティブで創造的な唯一無二の作品をつくることが、イタリアがファッション業界を牽引していき、これからますます日本における市場を拡大していけることだと思っている。
ここで、ひとつ紹介したいのが外務省とICEが行っている「Itary is simple extraordinary:BeIT(イタリー・イズ・シンプリー・エクストラオーディナリー:ビー・イット)」キャンペーンで、特設サイトで、イタリアのオリジナリティあふれるイノベーションやポテンシャルを観ることができる。このサイトを通して6つのイタリア(パッション、クリエイティビティ、イノベーション、遺産、ダイバーシティ、スタイル)を紹介している。日本語を選択して見ることができ、今年8月までの開設を予定している」
イタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長「イタリアのパフォーマンスが一番際立っているのはレザーシューズ部門でコロナ禍でも日本への輸入は増えている」