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2024年11月12日

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「モーダ・イタリア展&シューズ・フロム・イタリー展」の入場者が増加――ファッション製品の対日輸出が大きな伸び、初日に駐日イタリア大使らが会見

会見に登壇した㊧ジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使、㊥イタリア貿易促進機構マテオ・ザッパス会長、㊨イタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長

イタリア大使館貿易促進部は、7月11日(火)から13日(木)の3日間、東京のベルサール渋谷ガーデンで、「第62回モーダ・イタリア展&第72回シューズ・フロム・イタリー展 2024春夏コレクション」を開催し、初日の11日にジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使、イタリア貿易促進機構のマテオ・ザッパス会長およびイタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長が記者会見した。


冒頭、ジャン・ルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使は、「第62回モーダ・イタリア展&第72回シューズ・フロム・イタリー展 2024春夏コレクション」の開催について、次のように述べた。


「この展示会がこれほど重要視されるには少なくとも3つの理由がある。1つにはイタリア参加企業の数の多さであり、今回は110社が日本の皆さんに最新のアイテムを紹介する。そして2つ目はイタリアのファッションの素晴らしい実績がある。テキスタイルから革製品、靴、アクセサリー等、ファッション部門はイタリアの輸出の重要な牽引役となっており、全輸出の25%を占めている。この分野の今年第1四半期の輸出は、2021年比で69%アップし、前年(2022年)比では39%増となっている。


そして最後に、イタリアのファッションは、単にスタイルと創造力の成功だけではなく、最高品質の素材を追求し、地域に根差した伝統的な職人技術の表現、素材と生産の革新、さらに持続可能性と再利用にも高い関心を持っていることが挙げられる」


次にイタリアから駆け付けたイタリア貿易促進機構マテオ・ザッパス会長は、イタリア製品の日本への輸出事情などについて語った。


「イタリアの輸出品は、3F(フード、ファッション、ファニチャー)として知られている。2022年のイタリアの輸出総額は、6240億ユーロで、そのうち800億ユーロをファッション部門が占めている。


日本市場へのファッション分野の輸出は引き続き好調で、40%ほどの成長をみせている。こうした成果が上がるのも、イタリアの非常に質の高い製品を認めてくれる日本の顧客のおかげであり、また今回の展示会のように海外に勇気をもって参加してくれるイタリアのメーカーのおかげでもある。


モーダ・イタリア展&シューズ・フロム・イタリー展の開催に重ねた数字だけを見ても、イタリアの製品が日本の方々から長く愛されているまさに証となっている。今の時代のビジネスは簡単なものではなく、コロナ禍や紛争による価格上昇もあるが、イタリア企業はなんとかそれに対応し、途絶えることなくイタリア製品の価値を海外に届け続けている」


最後に、イタリア大使館貿易促進部エリカ・ディ・ジョバンカルロ部長が、「展示会は、コロナ禍で難しい時期もあったが、その間もイタリアからサンプルを送ってもらい、展示会を継続して開催することができた」と述べ、展示会に参加している出展者とともに展示会の開催を祝して乾杯した。


なお、「第62回モーダ・イタリア展&第72回シューズ・フロム・イタリー展 2024春夏コレクション」への入場者数は、合計で2311人と前年同時期開催比7.0%増、入場社数は1814社で同12.0%増だった。入場者数の内訳は、モーダ・イタリア展は1347人で同11.7%増、シューズ・フロム・イタリー展は964人で同1.0%増。入場社数の内訳は、モーダ・イタリア展が1042社で同14.6%増、シューズ・フロム・イタリー展が772社で同8.7%増だった。


次回の開催は、2024年2月6日(火)から8日(木)にベルサール渋谷ガーデンでの開催を予定している。


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