「BRESSAN Handmade(ブレッサン ハンドメイド)」で初出展したルカ・ブレッサン(Luca Bressan)氏㊧とヌンティオ・ブレッサン(Nunzio Bressan)氏㊨
7月上旬に「第62回モーダ・イタリア展&第72回シューズ・フロム・イタリー展」がベルサール渋谷ガーデンで開催された。この展示会にシューズを初出展したブランド「BRESSAN Handmade(ブレッサン ハンドメイド)」を紹介する。
BRESSAN Handmadeは、欧州の著名ブランドのOEMを手掛けるベネチア近郊のトレビーゾに本社を置く老舗靴メーカー、Skyline社の自社ブランド。社歴120年を超える1899年創業の同社4代目にあたるルカ・ブレッサン(Luca Bressan)氏は現在、チーフセールスオフィサーを務めており、「当社のモットーはエコであること」と語る。同社は、植物タンニンなめしによるレザーやリサイクルコットンなどを使いながら、デザイン性と機能性に秀でたモノづくりを行っている。
10年程前に立ち上げたという「BRESSAN Handmade」は、時代に合った「スペシャルな商品をつくり出している」とルカ・ブレッサン氏は語る。スニーカーもラインアップして、高級ブティック向けに欧州全域のほか韓国や南アフリカ、北米にも輸出している。日本とは一時、取り引きがあったが、今回「再挑戦するためにも、シューズ・フロム・イタリー展に初出展した」と話す。さらに「日本ではイタリア製のシューズに対する評価が高いので、100%イタリア製で今までに市場にない商品を提供し、日本との取り引きを拡大させたい」と話す。
ルカ・ブレッサン氏の兄でプロダクトマネージャーを務めるヌンティオ・ブレッサン(Nunzio Bressan)氏にお勧めアイテムを聞くと、防水マテリアルとレザーを組み合わせ、見た目以上に軽量なマウンテンシューズデザインを挙げた。卸価格は、最低でも400ユーロ以上。
イチオシ商品に挙げるマウンテンシューズ