【インタビュー】 弘進ゴム 西井英正社長――今期(2023年5月期)は増収、利益は上期の落ち込み分を価格転嫁でできる限り上積みへ
「2023年5月期の上期(2022年6~11月)は、コストアップ分のすべてを価格転嫁できず利益を圧迫した」と話す弘進ゴムの西井英正社長。通期は価格改定の実施で業績は改善する見通しで、2023年は次代に向けた投資計画も立案・推進する考えで、製造工程間など、可能な範囲で自動化を検討する。
■2022年を振り返って
取り巻く事業環境は厳しく、化工品事業はまずまずでしたが、シューズ事業は苦しい状況が続きました。利益面でも生産・調達に関わるすべてがコストアップし、上昇分のすべてを価格転嫁できず利益を圧迫しました。ただ、その中でも自動車関連製品で価格転嫁が認められたことは、エポックメイキングなできごとだったと思います。価格転嫁の効果は2023年5月期下期(2022年12月から)には出てくると期待しています。
1 2