「デサント」にシンプルな見た目と快適な履き心地で多様なシーンで履ける「MoveWear(ムーブウェア)」Wayser(ウェイサー)シリーズが登場!
アパレル開発で培った技術とブランドのルーツであるアウトドアスポーツの機能を融合――第1弾はWayser(ウェイサー)シリーズから3型10色を発売
「デサント」ブランドの“スポーツに限定されないウェア”である「MoveWear(ムーブウェア)」に、待望のフットウェアが登場する。アパレル開発で培った技術とブランドのルーツであるスキーから派生するアウトドアをベースに、“いつでも、多様なシーンで履ける”テクニカルユーティリティフットウェアを提案していく。
日本発信で2023年秋からは韓国、中国でも販売へ――ランニングシューズとの両輪でフットウェアを牽引していく

デサントジャパンの林さん
今回登場する新しいフットウェアについて、デサントジャパン デサントマーケティング部門デサントマーケティング1部フットウェア担当の林亮誠さんは、次のように語る。
「『MoveWear』のフットウェアは、日本発信で日本および韓国、中国の3カ国で販売していきます。2023年の春は日本で先行展開し、その実績を踏まえて秋からは韓国と中国で大々的に販売します。商品は、“今”と“未来”の2つを見せていく予定で、今年は“今”のトレンドを感じられるアイテムを発売し、2024年からは“未来”を感じさせるプロダクトも順次展開していく予定です」
現在、「デサント」ブランドの商品は、ADVANCED SPORTS(アドバンスド スポーツ=競技スポーツ)とMoveWearにセグメントされており、MoveWearのアパレルには、国内自社工場で生産される最高級品の“水沢ダウン”や、ハイスペックプレミアムカテゴリー「DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)」があり、2月からアウトドアスポーツウェアの「DESCENTE ALLTERRAIN 81(デサント オルテライン エイティワン)」と、デイリーユースウェアの「DESCENTE ALLTERRAIN I/O(デサント オルテライン アイオー)」の2つの新コレクションが発売され、強化された。
フットウェアについては、ADVANCED SPORTSにトライアスロンやゴルフ、バレーボールなど競技種目別のフットウェアがラインアップされている。一方、MoveWearについては、ADVANCED SPORTSに跨る形で展開されるランニングと、今回発売されるMoveWearの新シリーズが両輪となり、展開されていくことになる。

Wayser Lo 1万2100円(税込)/㊧からブラック、グレー、オフホワイト

Wayser Loのブラック

Wayser Loのグレー

Wayser Loのオフホワイト
2023年春夏シーズンのMoveWearのフットウェアは、「Wayser Lo」「Wayser Easy MID」「Wayser Easy Lo」の3デザイン10カラーでの発売となる。「Wayser(ウェイサー)」というモデル名は、Always(いつでも)、Weather(天候を気にせず)、er(人)から取って名付けられており、ファンクショナルフットウェアグループの第1弾アイテムとなる。今後、コラボレーションモデルを含め、ラグジュアリーフットウェアやアーバンフットウェアも加えながら、アパレルのDESCENTE ALLTERRAINとコーディネイトできる足元を形作っていく。
トライアスロンシューズ「DELTA」シリーズをベースに無駄な装飾を排除した“ミニマル”なデザインに落とし込む
「MoveWear」フットウェアの誕生には、同社が東京2020オリンピックに向けて開発した「DELTA(デルタ)」シリーズが深く関わっている。DELTAは、「デサント」ブランドのアパレルでスイスやイギリスのトライアスロンチームをサポートしていることを土台に、グローバルプロジェクトで開発を進めてきたシリーズだ。
トライアスロン競技において、スイム、バイクの後の疲れている状態で臨むランニングで、ストライドを維持するための機能を付加したフットウェアの開発が進められ、2019年11月に第1弾のDELTA TRI OPを開発し、トライアスロン競技でのラン(10㎞)に特化したフットウェアが提案された。その後、42.195㎞のランがあるアイアンマンレースにも対応できるDELTA LDを2021年2月に発売した。
林さんは「DELTAシリーズの開発当時から、アスリートが最大限にパフォーマンスを発揮するために開発された機能性を、日常のシーンに落とし込むプランを考えていた」と話す。MoveWearのフットウェアは、DELTAシリーズの“機能美”をベースに、ライフスタイル向けに無駄な装飾を排除した“ミニマル”なデザインに落とし込んだ。コロナ禍により、ユーティリティや多様性が求められるようになったユーザーに向けて、時間や場所を選ばす、ずっと履いていられる快適性をもったフットウェアを提案していく。
第1弾の共通スペックは①内柔外剛の二重構造のソール、②ルースレイヤーフィット構造、③防水設計*――直営店を中心にABC-MARTやゼビオで販売スタート
ファンクショナルフットウェアの第1弾として開発されたWayserシリーズ3型に共通するスペックは、①内柔外剛の二重構造のソール、②ルースレイヤーフィット構造、③防水設計*の3つがある。

Wayser Lo。㊧急な天候の変更にも対応できる防水設計(※完全防水ではありません)、㊥靴内の縫製や段差を極力排除したルースレイヤーフィット構造で足当たりの良さを実現、㊨アッパーはアパレルの製法からヒントを得たシームレス仕様、さりげなくスピリットマークを入れている
内柔外剛の二重構造のソールとは、見た目はクラシックなコートタイプのデザインながら、柔らかいEVAを耐久性を考慮したラバーで包み込んだ二重構造にしていること。足の裏側部分をすべてEVAにすることで、見た目以上にクッション性を感じられる。この構造は「デサント」ブランドのランニングシューズ、ENERZITE(エナザイト)シリーズの機能からインスパイアされている。
また、ルースレイヤーフィット構造は、靴内の縫製や段差を極力排除したもので、これにより足あたりの良さを実現している。この構造は、裸足で靴を着用するトライアスロンのDELTAシリーズで培ったテクノロジーを応用している。そして、急な天候の変化にも対応できる防水設計*は、検査機関での試験で3㎝の静水において2時間防水が検証済。
さらに、他のミニマルなスニーカーと大きく異なるのは、アパレル開発に強みを持つ「デサント」ならではのアッパーのつくりにも表れている。それは、DESCENTE ALLTERRAINでも人気アイテムのひとつになっている、シェルジャケットのつくり方からヒントを得た、ボンディングの技術を駆使した特徴的なアッパーだ。
Wayser LoとWayser Easy MIDおよびWayser Easy Loでは、アッパーのボンディング方法を変えることにより、それぞれまったく異なる風合いの仕上がりになり、独特の質感を醸し出している。また、Wayser Easy MIDとWayser Easy Loは、トライアスロンシューズの仕様を応用したクイックシューレースを採用することで、着脱性を考慮した仕様となっている。

Wayser Easy MID 1万1000円(税込)/㊧からブラック、グレー、オフホワイト

Wayser Easy MIDのブラック

Wayser Easy MIDのグレー

Wayser Easy MIDのオフホワイト

Wayser Easy Lo 9900円(税込)/㊧からブラック、グレー、オフホワイト、ベージュ

Wayser Easy Loのブラック

Wayser Easy Loのグレー

Wayser Easy Loのオフホワイト

Wayser Easy Loのベージュ