クロシェが展開する「farfalle（ファルファーレ）」は、三井化学ファイン（東京都中央区、西山泰倫代表）が開発した体温を感知して、体をやさしく包み込む新素材「HUMOFIT（ヒューモフィット）」を、足裏全体に使ったファルファーレオリジナルのインソールを5月から発売している。

ファルファーレは、「ずっと ときめく はきごこち」をコンセプトに掲げ、2023年にブランド設立10周年を迎えたバレエシューズブランド。これまで顧客の声を聞きながら商品開発をしてきたが、ヒューモフィットの中敷だけを商品化してしまうと、「本来履いてほしいのはバレエシューズや靴なのに…」という悩みがあった。

それでも「ヒューモフィットの中敷を（自分の）靴に入れて使いたい」「テレビで見たヒューモフィットが入った中敷だけが欲しい」という声が多く寄せられたため、今回、ヒューモフィットを全面に敷いた中敷を開発するに至った。この「だけ商品」は意外なことに、取引先など男性からのリクエストも多かったという。同社では「中敷をきっかけに、ファルファーレのことを多くの人に知ってもらえたらと考えている」としている。

同商品は、厚さ3㎜の高反発クッションに加え、体温で柔らかくなり足裏の形を形状記憶するヒューモフィットを全面に採用。ヒューモフィットが足裏全体にフィットするため、体圧の高いところや低いところの差がなくなり、足にかかる荷重を分散する。

置くだけで「吸汗」「放湿」「抗菌」「消臭」「滑り止め」効果があり、付属のサイズ見本を型紙にして簡単にカットできるため、ファルファーレシューズはもちろん、手持ちの靴のサイズ調整もしやすい。

価格は1650円（税込）で、同ブランドの公式オンラインショップ、全国百貨店催事などで販売する。