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2024年04月27日

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アキレスの子ども靴「瞬足」が発売20周年!子ども達の夢に進む力を育む「子どもの夢応援プロジェクト」を推進――国立競技場でのイベント実施やアニメCM、20周年記念モデルなど様々な施策で攻勢

瞬足ドリームフェスタを国立競技場で開催――イベントを通じて“走る”ことの楽しさやワクワク感を提供

晴天に恵まれたこどもの日。国立競技場では瞬足ドリームフェスタが行われた

アキレスは、ジュニアスポーツシューズブランドの「瞬足」が発売20周年を迎えたことから、学年別コーナー走選手権の“瞬足チャレンジ!”とスペシャルイベントを組み合わせた20周年記念イベント「瞬足ドリームフェスタ in 国立競技場」を子どもの日の5月5日に開催した。


同日午前、国立競技場内で行われた記者発表会には、同社の柳川達也取締役、海野実執行役員シューズ事業部長、シューズ事業部第二販売部EC販売課渡邉岳慶氏が出席し、20周年記念イベントを開催するまでの経緯と詳細を発表した。また、特別ゲストとして、お笑い芸人のパンサーと男子走高跳で2019年のドーハ世界選手権に出場した佐藤凌選手によるトークショーも行われた。

会見の様子。左からアキレスのシューズ事業部渡邉岳慶氏、柳川達也取締役、海野実執行役員シューズ事業部長

柳川取締役の話――「運動会という晴れの舞台で最後まで力一杯走れるように、との想いで左右非対称ソールの『瞬足』が誕生」


「瞬足は、“コーナーで差をつけろ!”をキャッチコピーに、2003年5月から発売を開始した。当時の開発・営業担当者が、運動会の左回りの陸上トラックのコーナーで子どもが転ぶことが多いことに着目、晴れの舞台で最後まで力一杯走れるようなシューズを提供したい、という強い思いで開発した。常識にとらわれない柔軟な発想のもと、シューズの右足の内側、左足の外側にスパイク機能をもたせ、左回りに特化した左右非対称ソールの瞬足を生み出し大ヒット。子どもの2人に1人が履く運動靴として、2023年2月には累計販売が8000万足を突破し、子ども靴市場ではトップの実績をあげている。発売20周年を迎えたことで、瞬足を履いて育った子どもが親の世代となり、同世代が瞬足の企画を担当するようになっている。20周年を機に、瞬足へのワクワク感をさらに醸成させるため、子どもの夢を広げるプロジェクトを始動する」


海野執行役員の話――「将来も愛されるブランドであり続けるために『瞬足』の価値を再認識、“足育”の理念で足の正しい育成を促す商品開発を続ける


「10年後、20年後も愛され続けるブランドを目指すにあたり、瞬足に携わってきた内外の多くの関係者にヒアリングを重ねた結果、“ただの子ども靴ではない”、そんな一面が垣間見えてきた。そこで、新たにブランドを象徴するタグラインとステートメントを設定した(別掲)。瞬足のコアである“走ること”はもちろん、瞬足を履くことで芽生える、“自分ならできそうだ”という気持ちや、好きなシューズを選ぶときに生まれる自主性など、瞬足を通じてワクワクし、履いたその子の夢が大きく広がっていってほしい、そんな想いを込めている」


「また当社は、足に合う靴と靴選びにより、足の正しい育成を促す“足育(そくいく)”を提唱している。子どもたちの健やかな成長のためには、よちよち歩きの時からサイズに合った靴を履くこと、そして正しい歩き方を身に付けていくことが非常に重要だと考えている。歩く機会の減少や足に合わない靴を履くことで、将来的に外反母趾や浮指、偏平足などのトラブルにつながることも懸念される。子どもの時期には、足に負担をかけすぎず裸足に近い感覚で歩けること。人間がもつ足本来の機能を取り戻し、足の正しい育成を促すことが大切。この考えこそが、アキレス独自の足を育てる理念=足育につながっている。当社は独自の足育設計思想で足に負担のかかりにくい商品開発を進めてきており、これからも子どもたちの足元を支える商品を開発し続ける」


瞬足が子どもの頃の憧れや夢を後押し!佐藤凌選手「瞬足を履いて運動会で速く走りたいという想いが今の自分につながっている」


記者発表に登場した佐藤凌選手(28歳)は、瞬足を履いて育った世代を代表する陸上競技選手だ。


Q.瞬足を履いて育ったと聞いています。


A.「小学生の時に瞬足を履いていました。最初は野球選手になりたいと思っていましたが、小学校6年生から陸上競技を始め、その当時から何かしらの競技で活躍するスポーツ選手になりたいと思っていました」


Q.瞬足を履くきっかけとなったのは。


A.「瞬足のTVCMを観て、運動会の時に履くと、速く走れてかっこいいと思いました。運動会で速く走りたい、という想いが、スポーツ選手となった今の自分につながっていると感じています」


Q.スポーツ選手にとってシューズとは。


A.「シューズは商売道具です。陸上競技にとっては、身体とシューズのみが道具となります。この2つでパフォーマンスが決まるので、シューズがとても大事です。シューズについては、履きやすさと自分にフィットする靴を選ぶことが大事。子どもたちには、いろいろなシューズを履いてみてほしいと思います」


Q.スポーツ選手になるには。


A.「いろいろなスポーツにチャレンジして、ワクワクする体験をしてほしい。そこから目標を1つひとつ叶えていくことが大事だと思います」

㊧パンサーの3人(左から菅さん、向井さん、尾形さん)と㊨佐藤選手によるトークセッションの様子。「小学生の頃からお笑い芸人になりたかった」というパンサーの向井さんが、「思い通りになったかというと…」と話すと、尾形さんは「敷居は下げてもいい!入り口を広げてチャレンジしてほしい!」と瞬足ドリームフェスタin国立競技場に参加する子どもたちにエールを送った

【瞬足ドリームフェスタ in 国立競技場】

子ども達が憧れの国立競技場でコーナー走を楽しむ――世界レベルのアスリートのデモンストレーションや人気お笑いトリオ・パンサーのトークライブなど夢を与えるコンテンツが盛りだくさん


瞬足ドリームフェスタ in 国立競技場は、瞬足のブランドステートメント<頑張る“きっかけ”と“ワクワク”を支え、夢に進む力を育む、子どものための靴>と新しいタグライン「今日、夢が走り出す。」を表現する場、そして実際に子ども達に感じてもらえる場として企画された。


アキレスは同日に行った会見で「瞬足の価値のコアである走ることを初めとした体験や、できたという達成感、また前向きになれるような感動・ワクワク感など、このイベントが少しでも子ども達の夢が広がるきっかけになれたら嬉しい」とイベントへの想いを語っている。


瞬足ドリームフェスタ in 国立競技場は、今年で8回目の開催となる学年別コーナー走選手権「瞬足チャレンジ」と、子ども達の夢を広げるコンテンツを揃えた「スペシャルイベント」で構成。当日は、瞬足20周年キャンペーンに申し込み、抽選で当選した方や瞬足チャレンジに事前エントリーした約1500人の親子が参加した。


2013年からコロナ禍以前の2019年まで毎年行われてきた瞬足チャレンジは、「運動会という晴れの舞台で力を出し切って最後まで走れるように」との思いから企画した瞬足独自の種目。小学生を中心とした約500人の子ども達がコーナーを使用した50m足(小学1~4年生)と100m走(同5~6年生)、そして小学生未満の児童と保護者を対象にしたミニミニ走(32m32㎝)に参加した。


50m走と100m走は午前中に予選が行われ、各学年の上位8人が午後の決勝に進んだ。運営は、東京陸上競技協会の協力のもと公式審判員がスターターを務めており、タイムはもちろん写真判定も備えた本格的な競技会になっている。

㊧約500人の子ども達が瞬足チャレンジに参加。㊨瞬足チャレンジの表彰式の様子

スペシャルイベントは、かけっこ競争、スポーツチャレンジ、お笑いトークライブの3つのコンテンツを実施。


かけっこ競争は、瞬足チャレンジと異なり、誰もが国立競技場で走る体験ができるコーナーとして設けられた。運営は、瞬足との関わりの深い順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科バイオメカニクス研究室の柳谷登志雄教授が協力。コーナーを使用した50m走になっており、参加者にはゴールドメダルモチーフのミニタオルがプレゼントされた。

㊧国立競技場の50mコーナー走が体験できるかけっこ競争、㊨かけっこ競争に参加した子ども達。プレゼントされたメダルモチーフのオリジナルタオルを手に笑顔で記念撮影

スポーツチャレンジでは、走る以外の身体を動かして楽しめるコンテンツとしてなわとび、走高跳、ストラックアウト、輪投げの4つのブースを用意。


なわとびブースではなわとび7重跳び世界記録を持つプロなわとびプレーヤーの森口明利選手、走高跳ブースでは男子走高跳で2019年ドーハ世界陸上選手権に出場した佐藤凌選手による、レクチャーや大迫力のデモンストレーションが行われたほか、なわとびの技や自ら設定した高さの走高跳に成功すると瞬足のオリジナルなわとびがもらえるチャレンジイベントも実施。成功するまで何度も果敢に挑戦する子ども達や、成功後も森口選手や佐藤選手からアドバイスを受けて新たな目標に向け練習を重ねる子ども達の姿が多くみられた。

㊧なわとびコーナーの様子。森口選手にアドバイスをもらいながら練習する子ども達。㊨走高跳コーナーでは佐藤選手のレクチャーに子ども達は目を輝かせていた

輪投げやストラックアウトは、未就学児童や運動が苦手な子ども達も楽しめるよう用意されたブースで、終始たくさんの子ども達でにぎわった。

ストラックアウト㊧と輪投げ㊨の各コーナーも多くの子ども達が参加

会場中央のステージでは、子ども達の夢、憧れの存在である人気お笑いトリオのパンサー、吉本若手マッチョ部によるお笑いトークライブや豪華プレゼントがもらえるじゃんけん大会などが行われた。さらに森口選手がなわとびのパフォーマンスショーを披露。会場からは歓声と大きな拍手が沸き起こった。

㊧パンサーと吉本若手マッチョ部によるお笑いトークライブ。終始会場は笑いの渦に包まれた。㊨大迫力の森口選手によるなわとびのパフォーマンスショー

会場内では瞬足20周年記念モデル「瞬足JJ-055」の販売コーナーも設置。4月下旬からアキレスの公式ウェブショップ限定で発売しているゴールドカラーモデルを含めた全6色が会場で販売された。

試し履きをする子ども達でにぎわう瞬足20周年記念モデル販売コーナー。今回、特別に公式ウェブショップ限定カラーのゴールドモデルが販売された

【タグライン&ブランドステートメント】

20周年の節目にタグラインとブランドステートメントを新たに設定-タグラインは「今日、夢が走り出す。」


アキレスは瞬足の発売20周年を契機に、ブランドの価値を再整理し、「走る」ことはもちろん、「自分ならできそう」という気持ち、自ら好きな靴を選ぶよろこびが自主性を育み、「瞬足」を通じて子ども達の夢が広がっていってほしいという思いを込め、新タグラインを設定。また、ここまでの20年とこれからを繋ぐ新たな指針としてブランドステートメントを定義した。


さらに2023年を通して、20周年を記念した「子どもの夢応援プロジェクト」と冠した各種施策を展開。前述の国立競技場でのイベント開催やアニメCMによるプロモーション、20周年記念モデルの発売や足育啓蒙活動など、子どものワクワク感を醸成するための様々な取り組みを積極的に行っていく。


【20周年記念コマーシャル&2023年秋冬プロモーション】

子どもたちが靴に抱くワクワク感をストーリー仕立てで表現したアニメCMを展開――秋にはCMのアフターストーリーを描いた限定コミックスを配布

新CM「瞬足20周年 XDREAMERS篇」のビジュアル

アキレスは、瞬足20周年にあたり、新CM「瞬足20周年 XDREAMERS(エクスドリーマーズ)篇」を作成、3月26日から公開している。


同CMは、瞬足のオリジナルキャラクター「XDREAMERS」が瞬足の2023年春夏ニューモデルを履いて走ることの楽しさを表現したアニメーション。「今日、夢が走りだす。」をテーマに、男女6人の子ども達が、デザイン、性能、シンクロ率など自分にあった瞬足を選ぶところから物語はスタートする。


このCMは、瞬足の公式ウェブサイトやインスタグラムで公開しているほか、3月26日から5月にかけては子ども達から絶大な人気を誇るテレビ番組「ひろがるスカイ!プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット)、「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系列全国24局ネット)、「ワンピース」(フジテレビ系列)で放送。また店頭のプロモーションムービーとしても使用されている。


20周年後半となる2023年秋冬シーズンでは、子ども達をワクワクさせるプロモーションとして限定マンガ「SYUNSOKU THE COMICS」を全国の靴専門店で無料配布する。7~10月で全2巻計10万部の配布を予定しており、内容は20周年記念CMで登場したXDREAMERSのその後のストーリーを描いたものになる。

7~10月に全国の靴専門店で配布される「SYUNSOKU THE COMICS」のイメージ画像


【瞬足20周年記念モデル】

近未来をイメージしたデザインとさらなる進化を遂げた機能搭載で子ども達を惹きつける1足に


瞬足は、足の成長に合わせたラスト設計、足への負担軽減など、足の機能を育てる足育(そくいく)設計をベースに、子ども達のニーズに応えた魅力あふれる機能と斬新なデザインの子ども靴を数多く提案、たくさんのヒット商品を生み出してきた。


そして、20周年を迎える2023年春。ブランドステートメントそのままに、子ども達をワクワクさせる、近未来をイメージしたデザインと、走りをしっかりサポートする新モールド「OO-1(ダブルオーワン)」を採用した「瞬足JJ-055」が瞬足20周年記念モデルとして登場した。

瞬足20周年記念モデル「瞬足JJ-055」 価格は5390円(税込)

ミッドソールには、軽量性に優れたEVAにラバーを加えた特殊配合素材「RBF」を採用。反発性と衝撃吸収性に優れた素材で軽快な走りをサポートする。サイド部分にはひと際目を引く「メタリックゾーン」を配し、店頭で目を引くようなインパクトあるシューズに仕上げた。

瞬足JJ-055の5つのポイント紹介

ソールの踵部分にはタテ溝を入れることで踵にかかる衝撃を緩和する「マルチサクションシステム」構造を取り入れたほか、踵をしっかりホールドし横ブレを防ぐヒールスタビライザーを搭載。さらに、幅広で甲が薄めの現代の子どもの足の傾向に則した「令和新設計ラスト」を採用している。


未来志向の機能と独創的な形のリニアモーターカーをデザインモチーフとし、アッパーには「2003-2023」、ナイロンテープには「20th Anniversary」のサインをあしらった。


カラーはシルバー、ダークグリーン、ブルー、サックス、白マルチとアキレスウェブショップ限定色のゴールドの全6色展開。サイズは16.0~25.0cm(ハーフサイズあり:3E)。価格は5390円(税込)。


今夏には、ダブルオーワンを採用した新デザインも登場予定だ。



今夏に発売予定の新デザインモデル






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