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2024年05月03日

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岡畑興産、2年連続でヒコ・みづのジュエリーカレッジとの産学協同プロジェクトに参画――“機能素材を使ったサッカースパイク”の課題に学生20人が取り組む

最終プレゼンテーションの様子

岡畑興産は、ヒコ・みづのジュエリーカレッジとの産学協同プロジェクトを、昨年に続き2023年も実施した。課題は「サッカースパイク」。昨年の“趣味でゴルフをする人が履くゴルフシューズ”よりも、さらにアスレティック度が増した内容となった。


ヒコ・みづのシュー&バッグメーカーコースの3年生20人が2人1組になり、「岡畑興産が提供する機能素材を1つ以上使うこと」を条件に、オリジナル作品の制作に取り組んだ。シュー&バッグメーカーコースの学生は、デザインや制作技術だけでなく、マーケティングのノウハウなど、クリエーターに必要なスキルを3年間で体系的に学んでおり、授業の一環として国内外のメーカーや百貨店と連携し、学生が商品開発やデザインを提案する産学協同プロジェクトを毎年実施している。


岡畑興産は前回に続き今回も、人工皮革のSOFTY1800やプレート素材のKaRVO(カルヴォ)、軽量底材のR-COMPO、和紙材など、サッカーシューズづくりに欠かせない機能材料を提供するとともに、アイデアのアドバイス、サンプルのチェック、作品の評価に協力した。また、今回は特別にイタリアの底材メーカーであるVibrum(ヴィブラム)社が材料の提供を行い、作品の評価にも参加した。

“機能素材を使ったサッカースパイク”という課題に取り組み学生が苦心して制作した作品の数々

8月24日(木)、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ青山校舎で、このプロジェクトに参加した10チーム20人の最終プレゼンテーションが行われ、学生は自ら制作したサッカースパイクの機能性や素材使いなどについて、同校講師と学生、岡畑興産担当者の前でチームごとに発表、その後10チームの作品の審査が行われた。


学生は「キーパーの力を引き出すスパイク」「ベアフットサッカースパイク」「オーバーシューズ付きでスニーカーとしても履ける」「10年振りにサッカーをしようとする20代後半から30代のためのスパイク」といったさまざまなコンセプトの作品を提案した。


最終審査では、「機能とデザインが融合している」「機能素材の使い方が明確」「独創的なデザイン」「コンセプトをやり切った」と高く評価されたチーム・ジョホーバル(小杉さん、節政さん)の「TOP OF TOP +αする靴」が最優秀賞を受賞した。

最優秀賞を受賞したチーム・ジョホーバル(小杉さん、節政さん)


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