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2024年10月04日

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日本靴連盟、「第91回靴の記念日」式典を神田明神で開催――5年振りに千葉・佐倉藩主末裔の堀田家からも出席者迎え盛大に行われる

神田明神神殿で執り行われた「靴の記念日」の神事(玉串奉奠)の様子

日本靴連盟は、「靴の記念日」にあたる3月15日(金)午前10時半から、東京・千代田区の神田明神で神事・式典を執り行った。


靴の記念日は、佐倉藩出身の西村勝三翁が、明治維新の近代産業振興と洋式化が国策として進められるなか、陸軍省の大村益次郎の要請により、明治3(1870)年に築地入舟町に「伊勢勝造靴場」を開業したことに由来している。


式典は、2019年までは東京・神田の東靴協会西村記念ホールで、佐倉藩主堀田家末裔など関係者も出席して実施してきたが、節目の150年(革靴産業150周年)を迎える2020年は、3月15日当日に神田明神で神事・式典を行うことを決めていた。しかし、コロナ禍により規模を縮小し、以来2023年まで4年連続で神事のみを最少人数の参加で行ってきた。今年はコロナ禍が収束したこともあって、勝三翁の主人であった千葉・佐倉藩主末裔の堀田正典氏、堀田正篤氏ら、総勢30人出席のもと神事が行われ、久し振りに会食の席も設けられた。


神事は神田明神神殿において執り行われ、堀田家の代表や日本靴連盟役員が玉串奉奠を行った。明神会館に場所を移して行われた会食の前には、神田明神岸川雅範禰宜による「神田明神について」と題した講演が行われた。神田明神は、昨年放送され話題となったTBS系TVドラマ「VIVANT」に使われ、NHKの「ゆく年くる年」の撮影が入るなど、マスコミへの露出が増えている。岸川禰宜は、それらのさまざまな取り組みを始め、神田明神に祭られている御祭神や神輿、神田祭の歴史などについて、ユーモアあふれる話術で紹介した。


武田和芳副会長の開会の辞に続き、主催者挨拶として日本靴連盟の藤原仁会長は、「靴関連の小売、卸、製造、材料に至るまで一貫して日本の靴産業を支えていく場をもてるのは、この日本靴連盟だけ。コロナ禍が終わり、今年は大きな変化のきっかけになると思う」と挨拶した。


その後、佐倉の堀田家の13代目になる堀田正典氏が来賓として登壇し、経済産業省製造産業局生活製品課田上博道課長の挨拶の後、小林真一郎副会長の乾杯で会食・懇談に入った。12時半に、青野元一理事による中締め・閉会の辞が行われ散会した。

神事・式典後に神田明神神殿を背景に記念撮影が行われた


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