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2024年04月26日

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ミズノ、野球用防具の開発ノウハウを活用した初のプロテクティブスニーカー用「足甲プロテクター」を発売



ミズノは、製造業や運送業等の倉庫などでの大型台車を使用した荷物運搬者や重量物を運ぶ作業従事者の足甲部をガードする樹脂製の「足甲プロテクター」を、ミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインショップなどで2月20日に発売する。販売目標は3000セット。


厚生労働省が発表した令和2年事故型別起因物別労働災害発生状況(12月末累計)によると、「はさまれ・巻きこまれ」事故と「飛来・落下」事故発生の合計件数は、死傷災害発生件数全体のうち約15%を占めるという。また、一般的な足甲プロテクターは小指部がカバーされていないものが多く、足甲部を怪我する労働災害が発生している。


今回発売する足甲プロテクター(オープン価格)は、野球用防具の開発ノウハウを活用し、耐衝撃性と軽量性を追求したプロテクター。一般的な足甲プロテクターの多くはアルミニウム素材で作られている一方で、同製品は野球用ヘルメットと同じABS樹脂を採用。ABS樹脂の比重(約1.03)は一般的なアルミニウムの比重(約2.7)よりも小さいため、アルミニウム製足甲プロテクターと同質量でも、耐衝撃に求められる厚みを持たせつつガード面積を拡大することができる。


さらに、軽量化と耐衝撃性の強度確保を目的に野球審判用足甲ガードの表面に採用している凹凸のある構造を、足甲プロテクター用にカスタマイズし採用した。小指部をガードする形状になっており、運搬用リフトや台車などによる巻き込みや重量物の落下から足甲部をガードする。


シューズとの取り付け部分には、面ファスナーを採用。紐、ベルト両タイプのシューズに簡単に取り付けることができる。


ミズノは、97年からスポーツ品開発で培った技術や知見を活用した別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで約700社以上に納品している。近年、企業などからの需要を受け、16年3月からワークシューズを、18年2月からワークアパレルを本格的に展開。19年4月にはワークビジネス事業部を新設し、建設業、運輸業、製造業をはじめ、様々な業種への更なる拡大と商品ラインナップ拡充を進めワークビジネス強化に取り組んでおり、23年度には150億円の売上げを目指す。


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