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2022年05月16日

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【ランニングシューズ&トレーニングシューズ特集 デサントジャパン「デサント」】2022年から3つのターゲットに向けたカテゴリー編成に――エナザイトシリーズから2機種がデビュー



コンシューマーのマインドをベースに①RUN FAST、②RUN ENERGY、③RUN URBANでそれぞれシリーズモデルを展開へ


デサントジャパンは、2022年から「デサント」ランニングシューズの編成の見直しに入る。2019年12月に発売した“人間本来の走り方を引き出す薄底ランニングシューズ”の「GENTEN(ゲンテン)」シリーズは、富士通所属の塩尻和也選手が履くといった話題性も合わせ、日本独自の駅伝や部活といったシリアスなランニングシーンに集中した商品を展開してきた。


ただ、「デサント」のランニングシューズを将来的にどのような方向性で拡大させていくのかを考えた時、同社が注力するマーケットである日本、中国、韓国で整合性の取れたバランスの良い商品構成が必要である、としてこの3カ国で検討を続けてきた。


そこからは「コンシューマーのマインドをベースに、①RUN FAST、②RUN ENERGY、③RUN URBANという3つのカテゴリーのなかで、ブランドとしてそれぞれ、どのような価値を提供できるのか、を軸にした商品編成にするという考えが生まれた」とデサントジャパン デサントマーケティング部門デサントマーケティング1部フットウェア担当の林亮誠さんは話す。

デサントジャパン林亮誠さん

「RUN FAST」は、文字通り“速く走る”こと、“競う”ことを目的に、記録にチャレンジするシューズを提案していくカテゴリー。この分野は、2022年秋冬シーズンに韓国のR&Dセンターである“DISC BUSAN”で開発した、新たに「DELTA(デルタ)」のシリーズを冠した商品群をデビューさせる予定にしている。


「RUN ENERGY」は、“楽しく走る”“健康のために走る”ことなどを目的に、初マラソンチャレンジを始めとしたファンランナーに提案するボリュームゾーンのカテゴリー。ここは、2021年春夏から市場デビューしている「ENERZITE(エナザイト)」シリーズで商品提案を行っていく。


3つ目の「RUN URBAN」は、“ランニングシューズとしての機能はもちろん必要だが、スタイルも意識して走る”といった新しいランニング文化を創っていくカテゴリー。2023年春夏シーズンでの商品展開に向けて、現在、開発を進めているところ。同社では、「RUN FAST」カテゴリーと「RUN URBAN」カテゴリーでブランディングしつつ、「RUN ENERGY」カテゴリーをビジネスドライバーにしていく方針だ。


ENERZITEシリーズから距離の壁を乗り越えられる“長距離を快適に走れる” 「ENERZITE MAX(エナザイトマックス)」が登場



そして2022年春夏シーズン。ボリュームゾーンに位置付ける「RUN ENERGY」カテゴリーから、新たなENERZITEシリーズのシューズ「ENERZITE MAX(エナザイトマックス)」を登場させる。


ENERZITEシリーズは、2021年春夏に汎用性の高い「ENERZITE Z+(エナザイトゼットプラス)」を、日本の直営店のみで展開するという別注商品としてスタート。秋冬からは流通を拡大させており、韓国および中国でも「デサント」ショップで展開されている。2022年春夏に「ENERZITE MAX」が登場するタイミングで、日韓中の3カ国の企画として、新たなランニングシューズの体系がスタートする。


「ENERZITE MAX」は、“仲間と走る”“健康維持のために走る”“マラソンを楽しく完走したい”といった“走ることを楽しむ”という「ENERZITE Z+」の方向性を踏襲しながら、実際のランナーのマインドセットを深掘りし、“より長く、より快適に”走れる商品を届けるために商品化された。


ENERZITE MAX 1万5400円(税込)/㊤BLK0(ブラック)、㊦GRY0(グレー)

フルマラソンでは、「20㎞あたりで足が痛くなる」といった“距離の壁”があると言われる。「ENERZITE MAX」の開発にあたっては、その“距離の壁”を乗り越えられるように、快適性を機能として盛り込んでいる。そのために、 着地時の衝撃緩和や“跳ぶように”ホップする感覚の推進性を重視している。


快適性の源は、足とシューズとを一体化させること。それにより40㎞を走るなかで変化する足のストレスを解消させる。ラスト(木型)は、韓国のDISC BUSANでアジア人向けに開発されたものを採用し、ランナーに適したフィット感を実現する。アッパーは、これまでのDELTAシリーズで培ってきた、縫い目のないシームレスなつくりで足とシューズを一体化し、かつゆとりのある履き心地を提供する。


シューズ内で足がブレないように、とくに履き口はサンドイッチメッシュにスポンジ材のパッドを厚めに設計し、足とシューズとの一体感を高めた。サイドには左右で形状の異なるTPUパーツを配置し、フルマラソンの後半で問題となる着地時のネジレを防ぐ設計を施した。さらに屈曲部に合わせてアイレットステイのTPUフィルムの厚さを各所で変更し、屈曲の際のストレスとならないようにしている。




ミッドソールは発泡EVAを採用し、軽量性と反発性を両立。カーボン挿入ではなく、ローリング形状にすることで、着地から蹴り出しまでの体重移動をスムーズにして推進性を生み出す。


デザイン面は、ボリューム感があってゆとりが感じられ、クッション性がイメージできる外観に仕上げた。そして、「デサント」のブランドイメージであるシンプルでトーンオントーンによるカラーでまとめている。また、踵とシュータン部に反射材を装備し、夜間の視認性も配慮した。


「ENERZITE MAX」は、3月18日(金)からゼビオと直営店をメインに発売される。林亮誠さんは「ENERZITEシリーズの認知度を高めることで、“楽しく走れる”デサントランニングシューズを感じてもらいたい」と話す。


ENERZITEシリーズはランニングとライフスタイルを機能に裏打ちされたシューズでシームレスにつなぐ――「エナザイトスーパー」も限定展開へ


2022年春夏のENERZITEシリーズは、「ENERZITE Z+」と「ENERZITE MAX」で構成される。前者は、デイリートレーナーとして、ジョギングや普段のランニングから街履きとしてのシーンで使えるとして、後者はハーフマラソンを始めとした長距離走から“マラソン大会を楽しく走りたい”といったニーズを満たすアイテムとして提案していく。林亮誠さんは、「ランニングとライフスタイルを、機能に裏打ちされたシューズでシームレスにしていくのがENERZITEの役割」と説明する。


4月に入ってからは、ゼビオと直営店およびECのみの限定展開で、ENERZITEシリーズの3つ目のシューズ「ENERZITE SUPER(エナザイトスーパー)」が投入される予定。これは、長い距離をより速く走れる機能をプラスしたシューズで、2022年秋冬からはオープン展開となる。「ENERZITE Z+」に搭載しているミッドソール材“Zフォーム”の反発性をさらに高めた“Zフォームアルファ”を搭載し、フルマラソンを5時間台や6時間台で完走するランナーの「もう少し完走時間を短縮したい」というニーズに応えていく。



ENERZITE SUPER 1万7600円(税込)/㊤RDWH(レッドホワイト)、㊥ORWH(オレンジホワイト)、㊦BLK0(ブラック)




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