広島化成が開発した室内で“ながらエクササイズ”できるサンダル「ナガラボ」が注目される
クラウドファンディングサイト掲載第2弾「READYFOR(晴れ!フレ!岡山)」で先行予約を実施
広島化成は、椅子に座ったままで運動効果が得られるサンダル「ナガラボ(nagalab)」のクラウドファンディングサイト掲載の第2弾として、7月6日(火)から8月6日まで「READYFOR(晴れ!フレ!岡山)」で先行予約の受け付けを行った。
「ナガラボ」は、コロナ禍による在宅時間の増加を背景に、同社オリジナル開発商品として企画された「室内で座ったままの姿勢で運動効果が得られるサンダル」(特許申請中)。同社では、ステイホームにより増加した「室内で椅子に座っている時間」を利用して、簡単に運動効果を得ることができる履物を提供することができないかと考え、商品化へ向けた取り組みをスタートした。
「これまで、立ったり歩いたりすることで下肢のエクササイズ効果を促す履物はあったが、座ったままで同様の効果が得られる履物がなかった」ことから、脱ぎ履きが簡単な室内で使用しやすいサンダルに着目し、椅子に座った状態においても筋活動を活性化させて運動効果の向上につながる構造の試作を重ね、商品化を行った。
オフィスでの使用はもちろん、運動不足解消やスタイルキープのためのエクササイズなど、増加した“おうち時間”に、読書やテレビゲーム、映画鑑賞などの趣味を楽しみ「ながら」、エクササイズ効果を得ることができる。
第1弾の先行予約は目標達成率393%と高い支持を得る
広島化成では、新規分野の開発商品であることから、今年4月22日から6月21日までの2カ月間、広島県発のクラウドファンディングサイト「カナエンサイ夢 中国新聞」において先行予約を実施した。予約開始から反応が高く、最終的には購入数143、目標額20万円に対し78万6500円の応援購入があり、目標達成率393%という高い支持が集まった。
「ナガラボ」は、サンダルの底面に面ファスナーにより取り付け、取り外しが可能なボールパーツを設計、このボールパーツだけで足を支え続けることで、ふくらはぎやすね、太ももの筋肉に負荷をかける仕組みで、これによりエクササイズ効果を得ることができる。
すねとふくらはぎの最大効果はウォーキングと同等レベル
同社の測定によると、「ナガラボ」を使用した場合、「ナガラボ」を使用しない着席状態と比べ筋活動量が、ふくらはぎの腓腹筋で最大15.6倍、ヒラメ筋で同22.2倍、すねで同15.9倍、太もも内側で同3.3倍、外側で同2.0倍になったという結果が出ている。
すねとふくらはぎの最大効果は、室内で座りながらにしてウォーキングと同等レベルの効果が得られることが分かっており、ボールパーツの取り付け位置を変えることで、鍛える筋肉の箇所と運動強度を自由に調整することができる。