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2024年04月28日

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「ナイキ」からランナーと地球環境をサポートするランニングシューズ「ナイキ インフィニティ ラン 4」



ナイキジャパンは、ランナーと地球環境をサポートするランニングシューズ「ナイキ インフィニティ ラン 4」を、8月10日(木)から販売している。価格は1万8700円(税込)。


ナイキは創業以来、すべてのランナーの自己ベストの更新から、大きなレースで表彰台に立つことまで、ランナーのパフォーマンスを向上させるためのイノベーションにフォーカスしてきた。しかし、プロダクトの製造過程において地球環境を守ることの重要性が高まるなか、ナイキ全体としてのフォーカスは進化してきた。


インフィニティ ラン シリーズの最新作では、ナイキは革新的なパフォーマンス デザインに加え、より持続性のある製造方法と素材を組み合わせる取り組みを進めている。ミッドソールにはまったく新しいナイキ リアクトX フォームが採用されている。このフォームはエネルギー使用量の少ないシンプルな工程で作られているため、従来のナイキ リアクトと比較して、ミッドソール製造による炭素排出量を少なくとも43%削減している。一方で反発性は高めており、ランナーに提供するエネルギーリターンは13%増えている。


ナイキ シニア デザイン ディレクターのジョンウー・リー氏は、次のように話している。「今日、多くの人々が心身のホリスティックな健康を支える方法として、生活の中にランニングを取り入れており、彼らは私たちにパフォーマンスだけでなく、同時に地球環境も支えるシューズを望んでいる。ナイキ インフィニティ ラン 4は、スムーズに走るためのサポート性のあるクッショニングを提供するデザインに仕上がっているが、このシューズのテストは女性ランナーを中心に行い、素材を一新したアッパー デザインと足元のソフトなクッショニングに、彼女たちの意見が生かされている」


ナイキのイノベーションチームは、最先端のナイキ スポーツ研究所で5年以上を費やし、リアクトX フォームの素材研究、開発からテストを行った。リアクトX フォーム開発のためには、従来のフォームの生産方法を見直す必要があった。一般的に高性能フォームの製造には多くのエネルギーを使用する圧縮成形法が採用されていた。一方、その代わりとなる射出成形法は、はるかに効率的で炭素排出量も少ないが、これまでは最高のパフォーマンスを発揮するために必要な高品質なフォームを製造することができなかった。


リアクトX フォームは、射出成形の施設を使用した革新的な新製法を用いて作られ、2つの方法の長所を持ち合わせた技術になっている。炭素排出量を抑えながら優れた性能数値を示すフォームを、既存の製造工程のインフラを活用して作れるようになっている。


ナイキのシニア フットウェア ディレクターであるブレット・スクールミースター氏は、「スポーツのパフォーマンスと地球への影響は、相反するものではない。私たちの目標は、アスリートをより良くし、アスリートのために地球環境をより良くする。ナイキの炭素排出量全体の約70%は素材が原因となっているため、より持続可能な新素材の開発は最優先事項だが、より優れた機能性を提供しながらそれを実現していく」と話している。


さらに、ナイキのマテリアル・イノベーションVPのゴルナズ・アーミン氏は次のように話している。「健全な地球環境なくしてスポーツの未来はない。これまで以上の努力が必要で、大きな鍵となるのは大規模に実現できるソリューション。ナイキのリアクトXは、その1つとなる可能性を持っている」


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