アシックススポーツ工学研究所の原野健一所長㊧と高島慎吾氏㊨
アシックスは、競技やトレーニング後の身体をリラックスさせるといった次のパフォーマンスへの準備に最適なアフターパフォーマンスサンダル「ACTIBREEZE 3D SANDAL(アクティブリーズ スリーディ サンダル)」を、7月20日からアシックスオンラインストアで数量限定で発売(税込9900円)し、すでに完売した。このサンダルは、アシックススポーツ工学研究所がこれまで培ってきた知的技術と、3Dプリンタを使った新たな製造方法を組み合わせて開発したもの。
パラメトリックデザイン手法と呼ばれる、パラメーターを設定して数値を変えることで膨大なデザインのバリエーションを生む出すことができる設計と、Luxcreo(ラックスレオ)社がもつ弾性に優れた素材の3Dプリント技術によって実現した先進的な構造が特徴。立体的かつ厚みのある格子構造を重ね合わせることで、優れた通気性と柔らかさをもたせながら、部位に応じて硬さを変えるなど、足の負担軽減をはかる機能性を追求した。
とくに、アシックススポーツ工学研究所での複数のサンダルやシューズにおける温湿度の比較試験では、足裏の湿度と温度をとても低く保てるという通気性に優れた結果が出ている。また、靴底の横幅を広くすることで、安定性も兼ね備えるなど、競技やトレーニング後のアスリートの快適な履き心地や歩きやすさにこだわった。
今回の「ACTIBREEZE 3D SANDAL」の展開は、アフターパフォーマンス領域への取り組みのスタートに位置付け、アスリートに高いレベルのパフォーマンスとプロテクションを提供するという、アシックスとしての高い目標の達成を目指すとしている。