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2024年05月08日

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アシックス、ランニングシューズ「ゲルカヤノ 30」の機能性の進化を明らかに――“安定性と快適性の両立”をコンセプトにシリーズ史上最大のアップデート行う

GEL-KAYANO 30の機能性とデザインについて説明したアシックス パフォーマンスランニングフットウエア統括部開発部の中村浩基氏㊧、アシックススポーツ工学研究所のプロダクト機能研究部の髙増翔氏㊥、アシックス パフォーマンスランニングフットウエア統括部デザイン部の三宅大希氏㊨

アシックスは、安定性に優れる高機能ランニングシューズ、GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)シリーズの30世代目モデルの発売に先駆け、「GEL-KAYANO 30 Launch Forum in Japan」を7月19日(水)に都内で開催し、その進化した機能性などについて明らかにした。


GEL-KAYANOは、1993年から展開している長距離用ランニングシューズで、今回「ゲルカヤノの安心感である安定性は変えずに、ゲルを足に近いところに配置するなど、クッション性と快適性は今の時代に合わせるなどシリーズ史上最大のアップデートを行った」(アシックス パフォーマンスランニングフットウエア統括部開発部の中村浩基氏)。改めてランナーのことを考え、“安定性と快適性の両立”をコンセプトに、4つの複合機能構造からなる「4D GUIDANCE SYSTEM(フォーディガイダンスシステム)」の新規採用でこれを実現した。


「長く走っていると、前傾姿勢になったり、着地がすり足状態になったり、アーチが内側に倒れ込むプロネーションになることが分かった。そこで、内側の踵部から中部にかけて広がりをもたせたミッドソール構造、アーチ部に配した高反発のフォーム材、踵部の適切な傾斜、接地面積を広げたアウトソール、という4つの複合機能構造で安定性と快適性を両立させた」(アシックススポーツ工学研究所プロダクト機能研究部の髙増翔氏)。これらにより被験者のランナーからは、「最初に履いた時よりも長時間走った後の方が、より快適になった」という声が聞かれたという。


また、「安定性と快適性を両立するために、柔らかそうでボリューム感があり、安心感あるイメージが直感的に伝わるデザインを目指した」とパフォーマンスランニングフットウエア統括部デザイン部の三宅大希氏は話す。それを研究・開発チームと意見交換して、ブラッシュアップしていった。


ゲストとして登場したアテネ五輪マラソン金メダリストの野口みずきさんは、「GEL-KAYANO 30を履くことで、普段行っているランニングの距離が伸びた。このシューズを履いて過去にタイムスリップしたい」と語った。


なお、GEL-KAYANO 30のミッドソールは、全体を前作よりも4㎜厚くしながら、環境に配慮したクッションフォーム材「FF BLAST PLUS ECO」の採用で、軽量で柔らかなクッション性を実現。踵部には「PureGEL」テクノロジーを内蔵し、前作に搭載していたタイプとの比較で約65%柔らかく、約10%軽量化している。


また、GEL-KAYANO 30は、アシックスとして初めて、製品ライフサイクルで排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)を表示するモデルになる。


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