shoespost

 

 

Shoespost-online

2024年05月05日

Shoespost-online

2024年05月05日

アシックス、2023年度グッドデザイン賞を4点が受賞――「ゴールドステージ アイプロ ファング」がグッドデザイン・ベスト100、「ゲルライトスリーシーエム1.95」が「私の選んだ一品」に選出される

左から「GOLDSTAGE I-PRO FANG(ゴールドステージ アイプロ ファング)」、「GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」、「アクティブリーズ ハイブリッドサンダル スタビリティ」、「オニツカタイガーMOLLETY」

アシックスは、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2023年度グッドデザイン賞」に4点が受賞し、このうち野球用スパイクシューズ「GOLDSTAGE I-PRO FANG(ゴールドステージ アイプロ ファング)」がグッドデザイン・ベスト100に、スポーツスタイルシューズ「GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」が審査委員セレクション「私の選んだ一品」に選出された。


グッドデザイン・ベスト100とは、2023年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件。私の選んだ一品は、2023年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザイン約90点を、審査委員のコメントとともに紹介するグッドデザイン賞の人気企画になっている。


ゴールドステージ アイプロ ファングは、走塁、打撃、守備のすべてを極めたい中高生プレーヤーをターゲットとし、樹脂スタッドによる軽さと足への負担の少なさに加え、従来品以上に地面への刺さりやすさも追求することで、プレーを支えるグリップ力とクッション性を提供している。鈴木誠也選手(シカゴ・カブス)など、プロ選手も着用しているモデル。


今回、グッドデザイン賞審査員から「スポーツの世界は素材の進化によってプロダクト革新が起きている。活躍する選手が履いているから欲しいという憧れ形成から認知を広げるものも多い中、ゴールドステージは、真っ向勝負で中高生たちがより安全に楽しく野球に取り組めるようデザインされている。グリップが優れていることで選ばれてきた金属歯は、その反面、足腰を痛めたり接触時の怪我の原因にもなっていた。外見には出てこない裏側のデザインを徹底的に見直し、金属と同等の樹脂歯を開発することで、負担を軽減し、グリップ力を高めている。開発者たちの優しさに溢れた素晴らしいプロダクトに仕上がっている」と評価された。


私の選んだ一品に選ばれたゲルライトスリーシーエム1.95は、ライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量が1.95kgと世界最少4のスニーカー。リサイクル素材、サトウキビ由来のバイオベースポリマーを使用したカーボン・ネガティブ・フォームを採用し、可能な限り必要最低限な構造でデザインと実用性を兼ね備えている。


「私の選んだ一品」選出審査委員の濱田芳治氏は「靴は世界で年間約200億足が製造されていると推計されているものの、リサイクル手段が構築されていない環境負荷の高いアイテムである。このアシックスのリサイクル資材の製品利用、カーボンフットプリント削減を目指す取り組みを評価/応援したいと思い、私の一品に選出した」とコメントしている。


このほか、グッドデザイン賞に3Dプリントフットベッドパーツを有した先進的な技術を採用したサンダル「アクティブリーズ ハイブリッドサンダル スタビリティ」、厚底としての機能性を中敷に集約しながらオニツカタイガーらしいシンプルな薄底の外観にすることで見た目の美しさと機能性をバランスよく融合させた「オニツカタイガーMOLLETY」が受賞した。


関連記事


注目記事


商品特集

商品特集


連載

  • いちがいもんの独り言
  • フィッティングの技法
  • トレンドを俯瞰する
  • シューズビジネスを考える

有料会員限定記事


カテゴリー別記事

企業

業界

商品

マーケット

サステナビリティ

インタビュー

決算

人事

PAGE TOP