アシックスの吉川美奈子サステナビリティ統括部長㊨(12月4日開催の表彰式で)
アシックスは、環境省主催の「令和5年度気候変動アクション環境大臣表彰」の先進導入・積極実践部門(緩和分野)において、「気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞した。
気候変動アクション環境大臣表彰は、気候変動の緩和および気候変動への適応への取り組みに関して、優れた功績のあった個人または団体に対して、環境省が表彰するもので、今回は、100件におよぶ応募の中から25件が受賞者として選定された。
同社は、“Anima Sana in Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)”を創業哲学に掲げ、世界中のすべての人々の将来世代に続く心身の健康に貢献することを使命としている。そのためには、地球環境も健やかでなければならないと考え、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指し、循環型モノづくりを進めるなど、環境と社会に配慮した事業活動を続けている。
今回の受賞は、温室効果ガス排出量最少スニーカー「GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」を開発し発売したことや、同製品やランニングシューズでのカーボンフットプリントの表示など、同社の気候変動に対する取り組みが評価されたもの。今後も引き続き、事業のあらゆる場面でサステナビリティに配慮した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向け、さらに貢献していく、としている。
なお、アラブ首長国連邦(UAE)で開催中の「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」のジャパン・パビリオンで12月8日に実施される「脱炭素で豊かな暮らし(ウェルビーイング)のためのセミナー」(主催:環境省、共催:インド)に吉川美奈子氏が登壇、日本企業を代表して温室効果ガス排出量最少スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」を中心に同社の気候変動に対する取り組みを紹介する予定。