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2022年05月16日

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ムーンスターの“気負わずに履ける革靴”「スロウファクトリー」に待望のメンズモデルが登場



ムーンスターが2019年春夏、“気負わずに履ける革靴”をコンセプトにレディスモデル3型から展開をスタートした「SLOW FACTORY(スロウファクトリー)」。デビュー以降、徐々にシーズンに合わせたアイテムを追加し、ラインアップを充実させ、2021年春夏にはワンランク上の新ライン「Kiriri」を提案。そして2022年春夏、初となるメンズモデルを発売した。


スロウファクトリーは、履き心地の良さからシューフィッターによる接客に注力している靴専門店や百貨店を中心に支持され、リピーターも増えてきている。ステッチダウン製法からくる温かみのあるシルエット、合わせやすいシンプルなデザインや、こだわりのものづくりに共感したアパレルや雑貨のセレクトショップでの展開も増えており、靴店以外の売り場にも拡がりつつある。


ブランド展開当初からメンズモデルの要望高まり開発へ



デビュー当初から、大きめのサイズを男性が購入した事例やメンズモデルの要望が売り場や顧客から寄せられたほか、社内の男性社員からも「メンズモデルは展開しないの?」「スロウファクトリーの靴を履いてみたい」などのリクエストもあり、今回メンズモデルの開発に至った。


紳士革靴分野は、競合他社も多く、厳しいことから開発を躊躇していたところもあったという。しかし、メンズの発売が決定したタイミングで、工芸を中心とした、日本各地のものづくりメーカーが集まる合同展示会「大日本市」に出展した際に、大手セレクトショップから評価、選定されたことが大きな自信になった。


小売店からのメンズモデルに対する評価は期待以上で、2022年春夏の受注は上々。レディス同様、靴専門店や百貨店をはじめ、セレクトショップなど靴店以外の売り場での展開も決まった。



ターゲット層は、エイジレスだが、30~40代中心のライフスタイルや生活雑貨への興味、関心が高く、ファッションもその一部と捉え質の高いものや背景のあるもの、心地よいものを好む男性をイメージしている。ムーンスターは「まずはしっかり物の良さを理解してくださる小売店、顧客へ届けていき、名前の通り焦らずゆっくりとファンをつくり、このブランドを育てていきたい」としている。


優しい履き心地とシルエットを特徴とした革靴を目指して開発

スロウファクトリーはムーンスターの佐賀工場で生産。ダイレクト・ウレタン・ソーリング(DUS)製法をメインに、セメント、マッケイ、ステッチダウン、プラットなど多様な製靴技術を武器にするとともに、ここ数年、若い従業員にスキルを伝授させることに力を入れ、新しい商品を生み出し市場へ提案している

生産は、レディスモデル同様、革靴づくりを得意とするムーンスターの佐賀工場で行う。履き心地の良さを求めた製法、機能もレディスモデルと同様だが、いわゆる“紳士革靴”といった硬くてしっかりとしたものではなく、革靴のかしこまった雰囲気を持ちつつも、優しい履き心地とシルエットを特徴とした革靴を目指して開発した。


前足部をステッチダウンにすることで素朴な風合いと屈曲性の良さを生み出し、つり込んだ後部は踵がブレにくくなっているのに加え、国内でも限られた工場でしか行えないダイレクト・ウレタン・ソーリング製法で仕上げることで底剥がれしにくく、足馴染みの良さを実現した。またソールは、ムーンスターが独自に開発したクッション性が高く劣化しにくいベステックソールを採用するなど、独自の技術を結集したプレミアムな革靴となっている。

㊧ステッチダウン製法を採用。ひと針ひと針、甲の部分を縫うことで、やわらかく足にフィットする。屈曲性が高くはじめて履いたその日から足に馴染む。また、素朴な風合いが生まれるのもこの製法ならでは
㊥踵部分は革を内側に包み込むようにつり込む製法“つり込み式”を採用。踵まわりをやさしく、しっかりとホールドするため、踵がブレにくく長年履き続けたような心地よさが特徴
㊨ムーンスターが独自に開発したベステックソールは、クッション性が高くフットベッドの役割を果たすため、負担がかかりにくい。また、劣化しにくいところもポイント。さらに、ソールの「成型」とアッパーとの「接着」を同時に行うダイレクト・ウレタン・ソーリング(DUS)製法で仕上げることで、底はがれしにくく足裏に吸いつくような履き心地が得られる

アッパーには、日本タンナーズ協会に認証されたジャパンレザーを使用。厚口の本革で履き込むほどに味わいが増し、経年変化が楽しめる。また、小口は切りっぱなしで、ラフで心地よく、きっちりし過ぎない風合いを大事にした。


デザインは、外羽根タイプの「ハトメ」と着物をモチーフにした「アワセ」の2型。オンの日にはもちろんシンプルで抜け感のあるコーディネートにもちょうどよく、気負わず毎日履きたくなるような革靴に仕上がっている。ともにブラックとダークブラウンの2色展開。価格は2万6400円(税込)。

SLM3ハトメ 2万6400円(税込)/コーディネートに馴染みやすいベーシックな外羽根タイプ。オンオフ問わずどのようなシーンにもおすすめ。サイズ24.5~27.0㎝、28.0㎝、29.0㎝

SLMアワセ 2万6400円(税込)/スロウファクトリーの代表的なデザイン。シンプルながらもひとひねりあり、飽きることなく履ける1足。サイズ24.5~27.0㎝、28.0㎝、29.0㎝




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