アキレスの「オールデイウォーク」が防災アイテムとして再注目!――働く女性のニーズを捉えた履き心地の良さが評価される
11年前の東日本大震災を契機に生まれたアキレスのパンプスブランド「ALL DAY Walk(オールデイウォーク)」。
オールデイウォークは、震災当日に帰宅困難者となったアキレスの社員の実体験から、“20km 歩けること”を目標にアキレスと順天堂大学スポーツ健康科学部バイオメカニクス研究所との産学協同プロジェクトにより2013年に開発された、長時間歩行における快適な履き心地に配慮したオシャレなパンプスブランド。スニーカーのような快適な履き心地と、オン・オフどちらでも履けるバリエーション豊かなデザインから、幅広い層の女性から支持され、リピーターも定着している。
リピーターのつぶやきをきっかけに、“いざという時にも役立つ防災アイテム”として注目を集める
発売以降、働く女性の足元をサポートしてきたオールデイウォークが、“日常使いできて、いざという時にも役立つ防災アイテム”として昨年から新聞やテレビの情報番組などで取り上げられ、再注目されている。そのきっかけは、リピーターのなにげないツイートだった。
2021年10月、東京23 区での10年ぶりの震度5強の地震は交通機関にも大きな影響を及ぼし、鉄道各線の運転見合わせにより帰宅困難者が続出した。そんななか、オールデイウォークが再度注目を集めたきっかけとなったのが、同ブランドのリピーターでもあるTwitter ユーザー「ざくろ」さん(@396ck_note)の投稿。
実体験の“声”に引かれたユーザーも多く3.6 万件を超える「いいね」がつき、これをきっかけにメディアからの取材依頼が殺到。アキレスの公式ウェブサイトにも注文が多く寄せられ、ツイート翌日には通常の約18倍、全国ネットのテレビ番組で紹介された後は約40倍という受注数を記録した。また、大手ECサイトでも大きく売上げを伸ばしたという。
その後も度々、メディアに紹介されており、2021年12月にはNHKの首都圏ネットワークの防災アイテムを紹介するコーナーで取り上げられるなど、注目度が増し、2021年秋冬シーズンは前年同期と比べ約150%の売上げを記録した。ちなみに2021年の売れ筋アイテムは、発売以降根強い人気の3㎝ヒールスクエアトーの「ALD0680」「ALD0690」、4㎝ヒールアーモンドトーの「ALD2150」の3品番がトップ。
オールデイウォークの履き心地の良さのポイントは、こだわりのインソール。全面に高反発素材を配したうえ、足裏全面をサポートする3つのクッションを搭載。ムレやすいつま先部分には、吸水速乾メッシュを採用することで快適性にも配慮している。さらにオールデイウォークのパンプスには、このインソールの特長を生かすためのテクノロジーが随所に搭載されている。
靴底にはラバーを採用し、踏みつけ部にはEVAを内蔵(一部品番を除く)。足は、踵の大きな骨で体重の7割、前側の小さい5つの骨で体重の3割を受けていることから、ヒールが4cmを超えると7対3の割合が逆転すると言われている。そのため、ヒールは安定感を感じられる高さに設定し、デザイン性を損なわない形状を採用している。また、ヒール差は足首が安定し、指を使って歩くことができる高さに設計している。さらに、程よく屈曲し、歩きやすさをサポートするモールド底を採用。これらにより、スニーカーのような快適な履き心地を実現した。
また、オールデイウォークは、新モールドを採用したモデルを開発した際は、順天堂大学スポーツ健康科学部・バイオメカニクス研究室協力のもと20㎞の歩行試験を実施。歩行メカニズムを徹底分析し、疲れや痛みを数値化して製品に反映させている。
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