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2024年04月18日

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奈良の革靴「KOTOKA(コトカ)」の漆仕上げの革を使った“一枚革ダービー漆黒”の受注受付を開始



奈良の革靴メーカー7社が共同で開発し、分担して製造する「KOTOKA(コトカ)」から、ブランドを代表するアイテム「一枚革ダービー」に、漆(うるし)で仕上げた革を使った特別な商品を受注生産する。


漆は、古来から日本の革の仕上げや加工に欠かせないものとして存在し、武具に使われる革の耐久性を上げるために、また印傳などの工芸に、漆で仕上げた革が使われていた。この伝統を汲んで、黒漆仕上げの革を使ったのが、KOTOKAの「一枚革ダービー 漆黒」。


漆は、うるしの木の樹液からつくる天然樹脂。今回、KOTOKAが使う漆革は、この漆を牛革に手作業で塗り込み、室(むろ)と呼ばれる専用の空間で温度と湿度を管理しながら乾かす工程を4〜6回繰り返してつくられる。漆を塗り重ねていくことで強度と艶が増し、独特の凹凸を持つ銀面ができあがる。この革は、兵庫県姫路市のマルイチ製革所でつくられたもの。


濡れたような艶と無骨ながら暖かい表情をもつ漆黒の革の類まれな美しさが、つま先から踵まで縫い合わせのない一枚革の靴のデザインを引き立てている。


このKOTOKAの「一枚革ダービー 漆黒」 は、11月1〜31日の1カ月間、下記の3店舗で受注を受け付ける。その後、革をつくり、奈良のKOTOKAの靴を製造する工場で靴に仕立てた後、来年3月に届けられる予定。


■東京=FANS.エキュートエディション新橋店(東京都港区新橋2-17-14 JR新橋駅構内 SL広場前、TEL:03-6228-5155
■大阪=乃屋(大阪府大阪市東淀川区小松2-5-5、TEL:06-7220-6934
■福岡=ならざき靴店(福岡県福岡市中央区大名2丁目1-42、TEL:092-741-6672


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