ハイジャックサンダルスのMANIC(下段)とヴィブラムソールを配したMANIC(上段)
come and play supply Co.(東京都世田谷区、宮里旭代表)が展開する、2010年にインドネシアで誕生したサンダルブランド「HIJACK SANDALS(ハイジャックサンダルス)」が注目されている。
ビステ・エステティカ・インドネシア社がインドネシアのバンドン市を拠点に、自社工場でつくっているハイジャックサンダルスは、すでにインドネシア国内ではバンドン、ジャカルタ、バリに直営店を持っており、日常的にサンダルを履くインドネシアでは有名なブランドになっているという。
インドネシア国外での展開は初となる日本市場では2023年春夏にデビューし、3月半ばから9月まで渋谷パルコでポップアップショップをオープンしたほか、新宿伊勢丹メンズ館および名古屋タカシマヤでプロモーションとポップアップ展開を行った。宮里氏は、「ポップアップの誘いは多かったが、新しいブランドということもあり、3カ月以上の長期間展開できるところと取り組んだことから、初年度からよく売れた」と話す。
現状は、靴専門店での売上げが約70%を占めており、2024年春夏から大手セレクトショップやライフスタイル系ショップにも展開が拡大することから、「取引先は一気に5倍程度に増える予定」だという。
ハイジャックサンダルスは、長年、革製モデルが履かれてきたインドネシアのサンダル文化をなくさないように、YKKやヴィブラム、フィドロックといった最新の素材やパーツを使うことなどでモディファイし、現代に求められる機能性やファッションにも合致するようにつくられている。サイズは、23.5~29.0㎝に対応するユニセックス展開。
ベーシックなALTO(税込1万3200円)とMANIC(税込1万4850円)がメイン商品となっており、2024年にはそれぞれヴィブラムソールを配したモデル(税込1万6500円と税込1万9800円)が加わる。また2024年からセカンドラインのアクロスがデビューする予定で、秋冬からはシューズも登場する予定だという。