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2024年04月30日

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「キーン」が“歩くためのギア”を新開発――転がるような歩き心地のウォーキングシューズ 「WK400」を発売



キーン・ジャパンは、設計と開発に3年(約1万時間)、そして8000㎞以上に及ぶフィールドテストを重ねて、歩くために一から設計した、転がるような歩き心地で“歩くこと”を今まで以上に楽しくする「KEEN(キーン)」の革命的ウォーキングシューズ「WK400(ダブルケーフォーハンドレッド)」を、3月1日(水)からKEEN直営店およびKEEN公式オンラインストアのほか、伊勢丹新宿店、mita sneakers、Bloque、UPTOWN、Atmos、新宿タカシマヤ タイムズスクエア、阪急うめだ本店、博多阪急、シューマート、ZOZOTOWN、石井スポーツ、アートスポーツなどで発売した。メンズ4色、ウィメンズ4色展開で、価格は1万9250円(税込)。


発売と同時に、体験型店舗「b8ta(ベータ)」新宿丸井店で同モデルの展示を4月末までの予定で実施中。また、KEEN直営店3店舗(KEENガラージ湘南、KEENガラージ大阪、KEENガラージEXPOCITY)では、3月1日から同モデルの10日間レンタルサービス(TRY ON KEEN)も実施している。


「歩くこと」は、フィットネス、ウェルビーイング、美と健康、ストレス軽減や解消につながり、そして、創造性を生み出すことにもつながる、世界で最も身近で人気のあるアクティビティ。そして、歩くことはシンプルでありながら、メンタルやフィジカル面でポジティブな効果をもたらすなど、そのメリットは多岐にわたる。
今回発売した「WK400」の開発を手掛けたのは、KEEN創業者の長男であり、「UNEEK(ユニーク)」の発明者でもある、KEENグローバルイノベーション部門ディレクターのRory Fuerst Jr.(ローリー・ファースト Jr.)氏。開発のきっかけは、半年以上も歩行できない大怪我を負った衝撃的なスキー事故だった。


回復までの道のりは非常に険しく、鎮痛薬をやめてから抑うつ症状と戦う日々は、まさに霧の中にいる気分だったと言う。その重苦しい霧から彼を開放したのは、リハビリ開始から4カ月後にふと行った散歩だった。歩いているうちに彼を包んでいた重苦しい霧は晴れ、気分はどんどん回復。人生で最もつらかった日々から彼を救い、日常に戻してくれたのが、ウォーキングだった。


その経験から、「歩くこと」に移動手段以上の“チカラ”があることに気づいた彼は、この自らの経験を世界中の人々に共有し、「歩くこと」で人の役に立つことはできないだろうか?ウォーキングをより楽しいものにし、多くの人がその効果を実感できるようにするにはどうすればいいのか、と考えた。


そこでRory Jr.氏は、フットウェア業界のイノベーターでもあり、物理学と環境科学の博士号をもつ長年の友人チーロ・フスコ氏とともに“歩行”を科学的に掘り下げた。生体力学的実験室の研究の過程で、人は一定の弧を描いて歩くことを独自に突き止めた。歩行時、足は車輪のように一定の弧(カーブ)を描いて移動するが、大半のシューズの底はほとんど平ら。そこで KEENは、弧を描いて歩く動作をよりスムーズにする独自テクノロジー「KEEN.CURVEテクノロジー(キーン・カーブテクノロジー)」を開発した。


このテクノロジーは、一定カーブ形状の「コンスタント・カーブ・ジオメトリー」と「プレートテクノロジー」、そして高反発とクッション性を両立し、歩行時の快適性と推進力を向上する「高エネルギーミッドソール」を組み合わせ、まるで前方へ転がるような新感覚な歩き心地を実現。つま先の約30㎜のトゥ・スプリングがスムーズな前進力を促す。また、踵と前足部の間の前後約10㎜のドロップが、安定性をサポートしながら前進力をさらに促進する。


Rory Fuerst Jr.氏は、次のようにメッセージを寄せている。「怪我を負う前の私は、ウォーキングを重要な運動の一つと考えていなかった。歩くことは移動の手段であると考えていたから。しかし、怪我によって歩くことが困難になったことで、私の考えは一変した。歩くことで重苦しい霧が晴れ始め、気分がどんどん回復し、困難を乗り越えることができた。人生で最もつらかった日々から、私を日常に戻してくれたのが、ウォーキングだった。ウォーキングが私を救ってくれた。


このプロジェクトは私に起きた一つの困難な経験から生まれた。しかし、私が最も鮮明に覚えているのは、3年に渡る施策とテストの時間を共有した、多くの素晴らしい人々との時間。私の怪我の回復と同様に、このWK400の開発は簡単ではなかった。WK400には、私たちのシューズづくりの経験とテクノロジーが詰まっている。このシューズは非常にクールで、みなさんにトライしてもらいたい。同時に、このシューズを買うか買わないかは重要ではないとも考えている。まずは、私の経験を知っていただき、私が経験したウォーキングのメリットを、多くの人々に体験してほしいと願っている」


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