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2024年04月29日

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ボーダレス・ジャパン、バングラデシュの貧困層に雇用を創出するエシカル革製品OEM事業で革靴メーカーのインターナショナルシューズと業務提携

バングラディシュの工場と従業員

ボーダレス・ジャパン(東京都新宿区、田口一成代表取締役)とインターナショナルシューズ(大阪市、上田陽一代表取締役社長)は、バングラデシュの貧困問題解決につながるエシカル革製品OEM事業において業務提携を行うことを決めた。インターナショナルシューズの上田誠一郎専務が靴部門のアドバイザーに就任し、技術向上をはかることで、さらなる雇用促進を目指す。


ボーダレス・ジャパンは、バングラデシュの貧困層に雇用を創出するため、革製品を製造する事業を立ち上げ、自社工場で約1000人の雇用を創出している。工場で働く人数は増えている一方、バングラデシュの高い失業率において安心して働く場所を必要としている人は現在も数多くおり、高い品質で顧客の期待に応える商品を作り続け、より多くの雇用を創出することが重要だと考えてきた。そうした背景から技術向上に取り組むなかで、インターナショナルシューズがビジョンと思いに共感、技術協力という形で提携することになった。


提携内容は、①バングラデシュ工場における定期的な革靴部門の技術指導、②オンライン通話等を利用したリアルタイムな技術相談。今回業務提携されたエシカル革製品OEM事業の革靴の生産体制は、ミシン15台、アッパーマシン15台を保有し、年間2万足の生産体制を整えている。


ボーダレス・ジャパンは、“ソーシャルビジネスで世界を変える”ことを目指し、社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月に設立。貧困・環境・教育・地方の過疎化など、さまざまな社会問題を解決する48の事業を世界13カ国で展開し、2022年度の売上高は75億円を超える。社会起業家を次々と生み出すビジネスモデルを評価され、「グッドデザイン賞 ビジネスモデル部門(2019)」「大切にしたい会社大賞・審査員特別賞(2019)」「CSA賞〜20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業〜」を受賞している。


一方、インターナショナルシューズは、1954年創業の老舗革靴製造工場。日本3大革靴生産地のひとつである大阪市浪速区エリアで“もっといい靴をつくろう”というスローガンのもと、丁寧なものづくりで高品質なメイドインジャパンの革靴を世に送り出し続けている。2020年にユニセックススニーカーブランド「brightway(ブライトウェイ)」を立ち上げ「Makuake」からブランドデビュー。創業時は婦人靴の専門工場だったが、2020年以降はメンズシューズ・スニーカーの製造も行っている。


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