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2021年09月18日

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【子ども靴特集 ミズノ「ミズノキッズ」】21年春にリブランディング。子どもが1人で簡単に履ける「ミズノ プレモア」シリーズが好評



ミズノが21年3月に発売した子ども靴「ミズノ プレモア」シリーズが好調なスタートを見せている。子どもが1人で履きやすいピットイン構造(特許取得済)が好評で、子育て中のパパ・ママはもちろんのこと、子どもと接する機会が多い保育士からも高い評価を集めている。


ミズノは、21年春にミズノキッズのリブランディングを実施。“子どもの「やってみたい・できた」という気持ちを引き出し、子どもの可能性を伸ばすブランド”を目指すため、“モノ”と“コト”の両面で提案を行っている。モノの部分では、ミズノ プレモアシリーズの提案。コトについては、子どもが楽しく身体を動かすことができ、「やってみたい!」という気持ちを引き出す「運動あそび」のプログラムを用意し、オンラインイベントや野外イベントでそのプログラムを楽しむ場も提供している。


子どものポジティブな気持ちを引き出し、アクティブな動きにしっかり対応する「ミズノ プレモア」シリーズ





ミズノ プレモアシリーズは、“靴への子どもの「履けた!」「履いてみたい!」の気持ちを引き出したい”“思いっきり体を動かしてたくさん遊んでほしい”の2つをコンセプトに開発された。


最大の特長は、小さな子どもが1人で靴を履くことができ、大人が子どもを抱っこしながらでも、片手で履かせることができるミズノ独自の新アッパー構造『ピットイン構造』。


これは、アッパー部のベロとベルトを一体化し、広い履き口を確保することで、靴を履く際にベロが靴の中に入りこむ心配がなく、簡単に履くことができるというもの。ベルトの付け根部分は2本の平ゴムになっているため、ベルトが自然に戻ることなく開いたままの状態で足入れすることができ、甲の高さに応じて調整することが可能になっている。F1のピットインのように、すぐに履いて、すぐに外に出かけられることからピットイン構造と名付けた。



アウトソール部は、ランニングシューズやインドアシューズ、フットボールシューズの開発で培った動きをサポートする技術を取り入れた独自の新ソール設計『ミズノ プレモアソール』を採用。


走行や歩行時に足が屈曲する位置には、屈曲溝を配置。しっかりと足を曲げることができ「走る・歩く」動きをサポートする。母指球部には、グリップ力を高めながらも身体の回転動作をサポートするソール意匠を採用。母指球部を基点とした「とまる・まわる」動きをアシストする。さらに中足部には、ターンのしやすさを追求した斜めの屈曲溝を配置することで、「切りかえる」動きをサポートする。


カップインソールは、子どものアクティブな足の動きにフィットするよう、アウトソールと同じ部分に屈曲溝を配置。また、インソールに足をのせるだけで、子どもの足の適正サイズが一目でわかるように、つま先部分には買い替えの目印ラインがプリントされている。


パパ開発者の子育て経験がヒントとなった「ピットイン構造」。親子で実験、検証も実施

ミズノ プレモアシリーズを開発したパパ開発者の串田啓介さん

ミズノ プレモアシリーズの商品開発を手掛けた串田啓介さんは、2児のパパ。自身の子育て経験がピットイン構造の誕生のヒントになった。「子ども自身が靴を上手く履けずにまごついたり、私も子どもの靴を履かせる際、すぐに履かせられずにもどかしい思いをした経験から、子どもが簡単に履けるシューズの構造を考案。子ども達に、自分で靴を履くたびに『できた!』という成功体験を積み重ねてほしいという願いを込めて開発した」と串田さんは語る。


製品化するまでには、串田さんの子どもも被験者として協力。「ミズノ プレモアシリーズは、履き口にベロがなく開放的なつくりになっているため、砂が入りやすいのでは?という懸念から、娘に白いシューズサンプルを履いてもらい、砂場で地面を蹴って砂が入るような動作をいっぱいしたり、わざと砂を靴にかけたりして、靴の中に砂が入ってこないかを実験、検証したこともあった」と串田さんは思い出深いエピソードも紹介してくれた。


秋冬の新色として原色使いが特徴のわんぱくカラーと、迷彩柄を採用した大人っぽいモスグリーンが登場


ミズノ プレモアシリーズのラインアップは、歩き始めの0~1歳に向けたベビー(11.5cm~13.0cm)が2SKU、いろいろな動きができるようになる1~4歳に向けたインファント(13.0cm~16.0cm)が5SKU、複雑な動きも上手な4~7歳に向けたキッズ(16.5cm~21.0cm、一部カラーモデルは15.0~22.0㎝)が7SKUの計14SKUを用意。価格は、ベビーとインファントが4950円(税込)、キッズが5170円(税込)。

ミズノ プレモアベビー(ベビーブルー、ベビーピンク) 4950円(税込)/サイズ11.5~13.0cm(ハーフサイズあり)

ミズノ プレモアインファント(レッド、ピング、グレー、ネイビー、ブルー) 4950円(税込)/サイズ13.0~16.0cm(ハーフサイズあり)

ミズノ プレモアキッズ(レッド、ブルー、ピンク、ホワイト、イエロー、ブラック、ネイビー) 5170円(税込)/サイズはブラック、ホワイトが15.0~22.0cm(ハーフサイズあり)、それ以外は16.5~21.0cm(同)

左2点:ミズノ プレモアインファントの新色モデル(イエロー×ネイビー×レッド、モスグリーン)、右1点:ミズノ プレモアキッズの新色モデル(モスグリーン)

これに加え、8月にはインファントとキッズに新色が登場。インファントは、原色の組み合わせが可愛いイエロー×ネイビー×レッドと、秋冬の洋服に合わせやすいモスグリーンを追加。キッズは、インファントと連動したモスグリーンを用意、兄弟でリンクコーデが楽しめるよう提案した。

子どもが着用した姿をイメージできるよう、公式ウェブサイトではシューズ単体だけでなく、子どもの着用ビジュアルも公開している

子育てママが靴に求める要素は「履かせやすい」よりも「子どもが1人で履けるシューズ」


ミズノは、ミズノ プレモアシリーズを展開するにあたり、20年4月に、1~3歳のママ約5700人に「普段子どもが履いているキッズシューズの不満な点」についてウェブアンケートを実施した。その結果は、1位「値段」、2位「子どもの履きやすさ」、3位「適切なサイズがわからない」、4位「色やデザイン」、5位「動きやすさ」、6位「親の履かせやすさ」、7位「軽さ」、8位「つまづきにくさ」、9位「クッション性」、10位「通気性」。


同社は、「履かせやすさ」よりも「子どもの履きやすさ」が上位である点に注目。「子どもの『やってみたい』『できた』という時間を増やして、イライラしがちな朝の時間を『できたね』って褒めてあげられる時間に変えよう!」と“子どもの履きやすさ”を強調した伝え方でミズノ プレモアのプロモーションを実施した結果、インファントの14.0~15.0㎝だけでなく、キッズの16.0~17.0㎝もインファントと同等、もしくはそれ以上の売れ行きをみせているという。


ミズノキッズのマーケティングを担当する青木彩湖さんは、「ピットイン構造が好評で、『ミズノだから』を超えて、『プレモアだから』買ったという声が特徴的に多いなと感じている。この機能がしっかり伝われば、さらに多くの子どもたちに届けることができるのではないかなと思っている」と話す。


さらに、障がいをもつ人やその家族から「もう少し大きなサイズがあったら…」、「履かせてみたい」といった声も同社に届いており、「ピットイン構造は、履かせやすさ、履きやすさというところで一定の評価を頂けたと思う。今後は、1人で靴を履き始める子どもに向けてのみならず、その先の広がりというのも視野に入れながらプロモーションや商品展開を進めていきたい」としている。



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