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2024年04月29日

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「スピングルムーヴ」から廃業した織元のデッドストック生地をアップサイクルしたサステナブルなスニーカー

スピングルムーヴ SPM-467/XS~XL(ユニセックス)の全7サイズ展開

スピングルカンパニーは、「スピングルムーヴ」からソールからアッパー、ライニング、インソール、シューレースにも環境配慮素材を採用したサステナブルなスニーカー「SPM-467」を10月20日から発売する。カラーはキナリ、カーキ、グレーの3色。価格は2万2000円 (税込)。同商品は800足の販売を計画している。


スピングルムーヴは、皮革を無駄なくアッパー素材に採用するとともに、ソール用に裁断した残りのゴムを練り直して使用したほか、スニーカーでは珍しいリペア(修理)サービスに対応するなど、サステナブルな取り組みを進めてきた。そして、昨年から本格的なサステナブルなスニーカーの開発に取り組み、第1弾として今年6月に植物由来のセルロースナノファイバーをゴムに練り込むことでソールの摩耗性を従来比約40%低減した「RUBEAR CNF ソール」を採用したサステナブルなスニーカー2品番を販売した。


今回発売するSPM-467は、このRUBEAR CNF ソールに加え、アッパーには廃業した岡山の織元のデッドストックの生地を天然染料で染色したアップサイクル素材を採用。キナリは水洗いのみ、カーキは草木(エンジュ)染め、グレーは墨汁染めし、最終工程であえて仕上げ加工を行わないことで、生地表面に独特な凹凸感ができるように仕上げた。


このほか、ライニングとインソールには、再生素材を55%使用した「クール マキシム」、付属のカラーシューレースには、繊維の安全証明「エコテックス」をクリアした糸を使用するなど、環境負荷の少ない素材で構成した。


同社では、RUBEAR CNF ソールを使用したサステナブルなスニーカーを2022 年秋冬モデルまで新ラインとして順次販売し、その後他の商品の一部をRUBEAR CNF ソールに切り替える計画を立てている。


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