交換できるクッショニングヒール構造(特許方式)と従来方式
かつて、婦人靴のスタイリッシュコンフォート分野の有名ブランドの企画・開発を担当していた島田暁さんが、ゴムやEVA、ポリウレタン製ソールのヒール部で、リフト交換を可能にする構造に関して個人で特許を出願し、この構造のソールとリフトを製品化できる企業を探している。
島田さんは、このアイデアを2000年代に思いついたが、当時勤務していたスポーツシューズメーカーでは実現できなかった。その後、退社した島田さんは、「消費者にとって経済的メリットがあるだけでなく、リフト交換により靴の寿命が延びること、さらに接着剤を使わないことなどはサステナビリティが注目されている今の時代にも合致する」として、製品化の思いを強くしている。
一般的に婦人靴のヒール構造は、ABS樹脂製による硬質のもの(島田さんは非弾性ヒールと呼称)と、ゴムやEVA、PUなどを使った軟質のもの(同クッショニングヒール)に分類される。非弾性ヒールは、トップリフトが交換できるがクッション性に欠ける。一方、クッショニングヒールはクッション性に優れるが交換ができない、というメリット、デメリットがある。そこで島田さんは、両者のメリットを併せ持つ、「交換できるクッショニングヒール構造」のアイデアを導き出した。
クッショニングヒールに接着せず収納させる独自のリフトアイデアは、婦人靴の業界人から賛同を得て試作の取り組みも始めていたが、ゴム・発泡材は成型も加工も難しく、試作品も完成できぬまま、昨年からのコロナ禍で暗礁に乗り上げた。
島田さんは、「このアイデアを実現することで、苦戦が続く婦人靴業界を再活性化したい」と考えており、クッショニングヒール付ソールと新案リフトを成型できるゴム技術を持ち、設備開発に投資できる企業を募集し、実現可能な企業には「発明価値と市場価値を共有したうえで、出願特許権を実用化のアイデアとセットで無償提供する」と話している。
※このアイデアに興味を持った事業者は、島田さん(maron11qw@gmail.com)までご連絡ください。