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2024年04月27日

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シューズ片足購買サービスのDIFF.、2000万円の資金調達実施――2024年9月までに月間400足の販売を目標にサッカーシューズの取扱いも準備中

シューズ片足購買サービス「DIFF.」を運営するDIFF.(大阪市北区)は、ライトアップベンチャーズ(大阪市都島区、中村忠嗣代表組合員)と出向起業スピンアウトキャピタル(東京都中央区、奥山恵太代表組合員)から、2000万円の資金調達を実施した。同社では、2024年9月までに400足/月の販売を目標として、さまざまなステークホルダーのビジョンへの巻き込み、およびDIFF.ファンの獲得に注力していく、としている。


同社は、主に足のサイズに左右差のある人に向けて、シューズ片足購買サービスを提供している。シューズメーカーと連携して仕入れを行い、市販のシューズの一部を左右別サイズ、もしくは片足の購入ができるようにしている。オーダーメイドシューズよりも安価、短納期、手軽に自分の足に合ったシューズを購入できる仕組みとしている。


同社のサービスは、学生時代にサッカーに打ち込んでいた創業者・清水雄一氏の実体験から誕生した。清水氏は当時、自身の足に0.5㎝の左右差があり、両足同じサイズのシューズを履くと指先が圧迫され、親指の爪が日常的に内出血していたが、それを「我慢しなければならない当然のこと」として受け入れていた。社会人になり、スポーツメーカーのミズノに入社。開発部門でサッカーシューズなどを開発していた時に足型を計測すると、5人に1人の割合で同じく足のサイズに左右差を抱え、怪我や不調に悩んでいる可能性があることを知った。


そうした人に話を聞くと、違和感や不調を我慢する人と、サイズの異なるシューズを2足購入し、片方ずつを履き、もう片方ずつを捨てる人がいることが分かった。こうした現状に対し、新しい解決策と新しい当たり前を生み出すために、ビジョン「足が喜ぶ、あしたをつくる。」、ミッション「地球上のすべての人が自分に合ったシューズを簡単に手に入れられる世の中にする。」を掲げ、ミズノ発スポーツ用品業界第1号出向起業スタートアップとして、DIFF.を創業した。


資金調達後の事業展開としては、サッカーシューズの取り扱い開始や、誰でも簡単に左右別サイズ/片足での購入が可能なECサイトの構築を通じた購入体験改善、立案したマーケティング戦略の実行などを通じて、2024年9月までに400足/月の販売を目指していく。


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