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2024年04月28日

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「アシックス」からトップアスリート向けのMETASPRRD(メタスピード)シリーズの最新作「「METASPEED PARIS SERIES(メタスピードパリシリーズ)」登場

Cプロジェクトの成果を語るアシックス竹村周平Cプロジェクト部長

アシックスは2月28日、トップアスリート向けのランニングシューズ、METASPEED(メタスピード)の最新作である「METASPEED PARIS SERIES(メタスピードパリシリーズ)」の発表会を開催した。ストライド型走法ランナー向けの「METASPEED SKY PARIS(メタスピードスカイパリ)」とピッチ型走法ランナー向けの「METASPEED EDGE PARIS(メタスピードエッジパリ)」の2種類を用意し、3月11日からアシックスオンラインストアで、3月21日からアシックス直営店(一部店舗除く)、全国のスポーツ用品店で順次発売する。


発表会で同社竹村周平Cプロジェクト部長は「パフォーマンスランニングシューズ市場でのシェアNo.1を奪還するために2019年11月、社長直轄のCプロジェクトが立ち上がり、着実にそのシェアは向上、女子マラソンの前田穂南選手が日本記録を更新し、男子マラソンのヴィンセント・キプケモイ選手はベルリンマラソンで2時間3分台の記録を出した。METASPEED PARISシリーズは、100人以上のアスリートとミーティングを行い、軽量性や反発性、軽量性を向上させており、このシューズを履いた選手がパーソナルベストを更新することを願っている」と述べた。


その後、Cプロジェクトで開発を担当する立野謙太氏が、METASPEED SKYシリーズの詳細について解説した。同社は、2つの異なる走法に対応する「METASPEED」シリーズを2021年3月に投入し、2022年6月には「METASPEED+(メタスピードプラス)」シリーズが登場、そして今回、ミッドソール全面にFF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)を搭載した「METASPEED PARIS」シリーズに進化させた。FF TURBO PLUSは、前作に使用していたFF TURBOとの比較で約8.0%軽く、反発性は約8.2%高く、クッション性も約6.0%向上している。さらにモーションラップアッパー2.0の採用で、通気性も前作より約8.0%向上している。


ストライド型走法ランナー向けのMETASPEED SKY PARISは、前作よりもカーボンプレート前部の幅を広げ、蹴り出しの際の安定性を向上。また前作との比較で、約20gの軽量化と約12%のフォーム材の反発領域向上をはかった。一方、ピッチ型走法ランナー向けのMETASPEED EDGE PARISは、ミッドソール前部を前作より3㎜厚くして反発性を向上。V字形状のカーボンプレートは、つま先方向に下がる傾斜を付けて配置することで、少ないパワーで効率的な足運びができる。さらに前作と比較して約25gの軽量化と約20%のフォーム材の反発領域向上を実現している。サイズ22.5~29.0、30.0㎝でカラーはサンライズレッド×ブラック。価格は2万7500円(税込)。


今年1月28日に開催された大阪国際女子マラソンで、2時間18分59秒の日本新記録で走った前田穂南選手(天満屋)は「厚底モデルに切り替えるなかで、メタスピードシリーズが合うと感じた。このシューズによってダメージが少なく、しっかりとスピードに乗れて走れ、レース後の筋肉痛もない」とビデオメッセージを寄せた。

発表会に登場した㊧から早稲田大学競走部の伊福陽太選手、リモート出演した太田直希選手と太田智樹選手、早稲田大学競走部の菅野雄太選手、工藤慎作選手

今年1月のニューイヤー駅伝で、このモデルのプロトタイプを履いて、ともに区間賞を獲得した太田智樹選手(トヨタ自動車)は「反発性と安定性はいい感じで改善されている」と語り、太田直希選手(ヤクルト)は「反発性が向上したので後半にスピードが生かせた」と評価を語った。その後、両選手の後輩にあたる早稲田大学競争部の伊福陽太選手、菅野雄太選手、工藤慎作選手が加わり、トークショーが行われた。


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