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2024年04月27日

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「第69回シューズ・フロム・イタリー展」から初出展の「Giulia Perinelli」と「「CALÓ」の2ブランドを紹介

2月にベルサール渋谷ガーデンで開催された「第69回シューズ・フロム・イタリー展2022-23秋冬コレクション」(主催:イタリア大使館貿易促進部)に初出展した2社のシューズブランドをレポートする。



コンフォートなつくりで定評のある「Giulia Perinelli」

「Giulia Perinelli(ジュリア・ペリネリ)」は、イタリア北部のヴェローナで1958年に創業した靴メーカー、EUROPIAN COMFORT社のオリジナルブランド。婦人靴を中心に、履き心地の良いコンフォートシューズをつくることで知られ、生産は本社のあるヴェローナとクロアチアで行っている。

「Giulia Perinelli」

足に悩みを抱える人にも対応する、ストレッチ素材をアッパーに使ったシューズの製造で定評がある。着脱が簡単で、吸い付くような履き心地の商品で差別化をはかっている。ストローベル縫製による柔らかい履き心地も特徴で、中敷は取り外しができる。


主力となるコンフォートパンプスのほか、ペットボトルから再生した生地を使ったスニーカーなど、サステナブルな商品も用意している。欧州への輸出実績があり、アジアは韓国で販売したことがある。店頭小売価格は本体で2万円台。今秋に日本にも紹介される予定だという。



コストパフォーマンスが高いドライビングシューズを提案する「「CALÓ」

「CALÓ(カロ)」は、1985年に設立されたナポリから車で2時間のフリジェントの靴メーカー、ORIGINAL MOCASSIN社のブランド。ハイファッションブランドのシューズのOEMを担い、4~5年前から2代目が中心となって自社ブランド「カロ」を展開している。

「CALÓ」

ドライビングシューズからスタートし、今季からトレンドを加味したものも出品している。メンズが中心だが、レディスも始めている。日本では4年前からワールドマリーンがエージェントとなり、「LOBB’S by CALO」のネームで百貨店での販売をスタート。1足からのパターンオーダー会を年間10回ほど展開し、とくに50~60代の間で人気となっている。


シンプルなデザインながら屈曲性の良いつくりと、上質なヌバックとオリジナルラバーソールを使用しながら3万円台で提供するというコストパフォーマンスの高さがポイント。また、日本基準でも不良品のない良質なシューズづくりで差別化をはかっている。


グローバル展開を見据えたこと、コロナ禍で日本において靴専門店等への拡大をはかることなどを目的に、シューズ・フロム・イタリー展に初出展した。新デザインとしては、ナイロンとラバーコーティングしたレザーを組み合わせたチロリアンシューズなども提案している。


ドライビングシューズのパターンオーダーのデザインは6種類あり、アッパーは素材や色を含めて50種類、オリジナル底が10色から選べる。


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