「第69回シューズ・フロム・イタリー展」から初出展の「Giulia Perinelli」と「「CALÓ」の2ブランドを紹介
2月にベルサール渋谷ガーデンで開催された「第69回シューズ・フロム・イタリー展2022-23秋冬コレクション」(主催:イタリア大使館貿易促進部)に初出展した2社のシューズブランドをレポートする。
コンフォートなつくりで定評のある「Giulia Perinelli」
「Giulia Perinelli(ジュリア・ペリネリ)」は、イタリア北部のヴェローナで1958年に創業した靴メーカー、EUROPIAN COMFORT社のオリジナルブランド。婦人靴を中心に、履き心地の良いコンフォートシューズをつくることで知られ、生産は本社のあるヴェローナとクロアチアで行っている。

「Giulia Perinelli」
足に悩みを抱える人にも対応する、ストレッチ素材をアッパーに使ったシューズの製造で定評がある。着脱が簡単で、吸い付くような履き心地の商品で差別化をはかっている。ストローベル縫製による柔らかい履き心地も特徴で、中敷は取り外しができる。
主力となるコンフォートパンプスのほか、ペットボトルから再生した生地を使ったスニーカーなど、サステナブルな商品も用意している。欧州への輸出実績があり、アジアは韓国で販売したことがある。店頭小売価格は本体で2万円台。今秋に日本にも紹介される予定だという。
コストパフォーマンスが高いドライビングシューズを提案する「「CALÓ」
「CALÓ(カロ)」は、1985年に設立されたナポリから車で2時間のフリジェントの靴メーカー、ORIGINAL MOCASSIN社のブランド。ハイファッションブランドのシューズのOEMを担い、4~5年前から2代目が中心となって自社ブランド「カロ」を展開している。

「CALÓ」