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2024年04月28日

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連載【いちがいもんの独り言㊶】ソールが見えるようになったオリンピアンの靴



「福山市松永はきもの資料館」で、2020東京オリンピック•パラリンピック開催記念「栄光のはきもの展」が催されています。9月5日まで。数年前、ここを福山市が買い上げてからは、金・土・日・祝のみの開館となり、定休日が木曜の私は、年に1回あるかないかの祝日の木曜しか観れないのです(涙)。


今回、現役は山縣亮太選手だけですが、過去から現代のオリンピアン53名の履いていた靴が展示してあります。アラカン以上には、猫田・釜本・神和住・笠谷・伊藤みどり・宗兄弟など。それ以降は、高橋尚子・野口みずき・カール・ルイス・荒川静香・中村俊輔・室伏・福原愛・吉田沙保里・山縣亮太など。競技別では短距離・マラソン・バレー・サッカー・野球・レスリング・卓球・テニス・スケート・スキーなど。



3年前、ここに野球とマラソン選手の靴が展示してあるのを観に来ました。その時は普通に揃えて陳列されていて、ソールを見ることができず残念でした。そのことをスタッフに伝えた覚えがあります。そのため…ではないでしょうが、今回は片足はひっくり返してソールが見えるようにしてあります。


底のつくり・減り具合…いろいろ観察・考察できます。かなり昔のオリンピアンの靴が多いので、スポーツシューズの進歩の遍歴も観察できます!


それから、この特設展以上に、常設のはきものの展示がすごいです。日本各地の昔からの履物と、世界中の太古からのはきものの数々、半端ないです!靴が好きな方、はきものに関わる仕事の方はぜひ一度、行ってみることをお勧めします。


【松下誠氏のプロフィール】
シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボCue(キュー)」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。


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