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2024年04月28日

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三陽商会、寄付された紳士靴「三陽山長」を修理し認定中古靴として販売へ――不用な革靴を募り、障がいある若者への靴磨き・靴修理職人育成を支援する「三陽山長をはいた猫」プロジェクト第2弾



三陽商会は、紳士靴ブランド「三陽山長」と革靴をはいた猫(京都市)との協業プロジェクト第2弾として、寄付で集まった革靴を、革靴をはいた猫の靴磨き・靴修理職人がメンテナンスし、状態が良好なものだけを12足選定し、「三陽山長」認定中古靴として販売する実証を8月17日(木)から行う。価格は一律4万9500円(税込、靴磨きメンテナンスの権利込)。


販売は、「三陽山長公式リユースストア」(https://yamaneko-sanyoyamacho.com/)のみで行う。認定中古靴は、同プロジェクト第1弾で寄付された「三陽山長」のグッドイヤーウェルト製法の革靴が対象で、手入れをすれば3年以上は履き続けられると判断したもの。状態に応じて磨きだけでなくソールの張り替え等の修理も施している。なお、靴紐とインソールは新しいものに交換しており、インソールには同プロジェクト限定のオリジナルロゴの刻印を施している。


両社は2022年12月、障がいのある若者を靴磨き・靴修理職人として育成する「三陽山長をはいた猫」プロジェクト(通称:山猫プロジェクト)をスタートし、プロジェクトの第1弾として「三陽山長」の革靴の寄付を募集した結果、約1カ月半で18足の革靴が寄付された。両社はサステナビリティ推進の観点からも、今後も今回の取り組みを検証し、履かなくなった靴を新たな顧客に受け継いでいく仕組みを推進していく。


今回の認定中古靴は、購入者が購入後にメンテナンスを受けることができる靴磨きメンテナンス権利もつけて販売する。従来の中古靴を売り切るだけの1WAYの手法ではなく、購入した人が定期的にメンテナンスに出すことで、その革靴と職人を育てる“パートナー”のような関係になることを目指す新しい試み。


認定中古靴の販売については、新たなパートナー企業として、Free Standardと提携し、同社の流通ソリューション「リテーラー」のリユース機能によって、販売サイトの構築・運営を始め、店舗での寄付内容、「革靴をはいた猫」での修理内容、発送等のロジスティクスまでを含めて管理して運営していく。


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