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2024年03月19日

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【子ども靴特集<21年秋冬>】子ども靴ブランドが展開する注目アイテム!<スポーツ&ファッション編>



キッズ~ジュニア層のアクティブな足元をサポートするスポーツカテゴリー。“速く走れる”機能をベースとしながら、大人市場でトレンドとなっているスポーツミックススタイルを始めとするシンプル&カジュアルデザインを取り入れたモデルが売れ筋となっている。


各ブランドは、21年秋冬シーズンに向けて、子どものデイリーカジュアルに合わせやすいシンプルで大人っぽいデザインを中心にニューモデルを提案。それに加え、未就学児童および小学校低学年に向けては、派手めのカラーコンビネーションやグラフィックの使用したモデル、小学校中高学年以上に向けては蛍光カラーを取り入れたインパクトのあるモデルなど、各ターゲット層のニーズに合わせたシューズにも力を入れている。


一方、キッズ&ジュニアシューズ市場で、にわかに脚光を浴びているのが、小学生女児をターゲットにしたジュニアガールズシューズ分野。小学生女児のファッションが徐々にティーンズファッションに近づいているなか、女児向けのカジュアルシューズ市場が今後拡大していくと捉える向きがある。21年秋冬シーズンに向けては、“大人目線”を意識し、トレンドを取り入れたモデルが豊富に提案されている。


 

【瞬足】アキレス
機能性を高めた運動会モデルやベビーの充実など豊富なラインアップで展開

ベビーからジュニアまで幅広い層に提案する瞬足

「瞬足」は21年秋冬に向けて、ベビー商品への展開拡大や運動会需要に対応する付加価値を高めたモデル、2021年春夏にデビューした“弾むような走り”をサポートする「HISTORM(ハイストーム)」シリーズなど、消費者目線をしっかり捉えた提案を行っていく。


瞬足足育ベビーでは、21年春夏から発売したメッシュ素材によるスポーツテイストのSJB9520を継続展開するほか、洋服に合わせやすいカラーとデザインを採用したSJB9840を新たに提案している。


瞬足は、中底に強化プラスチック製の“KaRVOプレート”を搭載した運動会モデルのほか、人気の「HISTORM」シリーズや「CODE ZERO」シリーズの新製品が登場。さらに女児に向けて“お出かけにも履けるカジュアル”を意識したアイテムをラインアップしている。


「SL BY SYUNSOKU」シリーズでは、トレンドを意識した大人っぽいデザインや、アパレルとリンクさせたシンプルなデザインのアイテムを提案していく。



【ハイパージャンパー】アキレス
親も履きたくなるような大人びたデザインのニューモデルを提案

ハイパージャンパーの21年秋冬展開モデル。大人っぽいデザインで仕上げた

小学生高学年から中学生に向けて展開している「ハイパージャンパー」。アキレスが開発しグループ会社の三進興産で製造した“衝撃が反発に変わる”進化系素材「ACROFOAM(アクロフォーム)」をミッドソール前足部に搭載している点が特徴。子どもたちの運動能力を引き出すスポーツシューズとなっている。


21年秋冬に向けては、サイド部に透明なメッシュのパネルを設計し、透けて見えるソックスの色とのコーディネートも楽しめるようにしたHYJ 0050と、ニットアッパーのミッドカットモデルHYJ 0060を新たに提案した。



【ニコ☆プチスクール】アキレス
21年秋冬も引き続き“大人化計画”をテーマにデザイン提案

“大人化計画”をテーマにデザイン提案したニコ☆プチスクールの21年秋冬モデル

ファッションに関心が高い小学生中高学年のガールズに向けて提案している「n☆p school(ニコ☆プチ スクール)」は、女子小学生に絶大な人気を誇るファッション誌「ニコ☆プチ」(新潮社)から生まれたスクールブランド。アキレスは、憧れの存在である「ニコ☆プチ」のモデルと読者の意見を取り入れ、オンオフともにオシャレを楽しめるシューズを展開している。


21年秋冬のデザインテーマは“大人化計画”。ニコプチ世代の女の子が憧れる、“すこし大人びたファッション”に着目し、実年齢より少し上に見えるデザインを意識し開発した。


今回も、ニューモデルに合わせたトータルコーディネートを「ニコ☆プチ」のモデルが着用したビジュアルを用意。公式インスタグラムに、新モデル情報やニコプチモデルによる商品紹介動画を公開することで、フォロワーとのコミュニケーションをはかっていく。



【ムーンスター スーパースター】ムーンスター
小学校低学年以下と中学年以上でターゲットを分けた商品戦略を実施

究極軽シリーズから新たに登場したスタイリッシュな3Eワイドタイプ「SS J1054」

「ムーンスター スーパースター」は21年秋冬シーズンで、男児に向けては、市場や子ども達の趣向の変化に対応すべく、小学校低学年以下と中学年以上でターゲットを分けた商品戦略を実施した。


小学校低学年以下では、得意とするテーマ性を用いたシリーズと、親目線での需要を捉えた「ゾーンブレイザー」などの商品を拡充していく。


中学年以上の子ども達に対しては、「究極(アルティメイター)シリーズ」を中心に、21年秋冬シーズンは足幅の広い子どもに向けた「究極軽(アルティメイターライト)」の3Eワイドモデルを展開。ランにおいて昨今のトレンドである厚底タイプのデザインでありながらも、アルティメイターバネと軽量性を持たせ、速く走るための機能性を豊富に搭載した商品となっている。また大人目線を捉えたデザイン、カラーリングでの提案を行った。カラーはグリーン、トリコ、レインボーなど6色展開。価格は3850円(税込)。


女児においては、「ファンシーティント」や「リピートコレクション」の評価が高い商品は引き続き拡充しつつ、マルチに使えるコート系新ソールの商品を展開し、女児スポーツのさらなる強化をはかる。


【アシックス レーザービーム】アシックスジャパン
運動量の増えてきた約3~7歳の子どもに向けたプレスクールモデルが新登場

上段:LAZERBEAM KA-MG 4290円(税込)/プレスクールモデル。全8色。サイズ16.0~22.0㎝(ハーフサイズあり)。
下段:㊧LAZERBEAM SG-MG、4290円(税込)/スプリントタイプ。全9色。サイズ19.0~25.0㎝(ハーフサイズあり)。㊨LAZERBEAM  MG-MG  4290円(税込)/ミニマルモデル。全5色 。サイズ17.0~24.0㎝(ハーフサイズあり)

競技用スポーツシューズを通じて培った機能を搭載し、子ども達のスポーツや遊びを足元から支えているアシックス レーザービーム。


21年秋冬シーズンでは、子どもの未来へのチャレンジを応援マストバイキャンペーンを実施予定。子どものころには、スポーツを行うことがカラダだけでなくココロも成長させることができるという理念の元、アスリートのサポートで培った技術を子ども用シューズにも搭載しているアシックスの魅力を、キャンペーンを通じて発信していく。


商品面では、運動量の増えてきた約3~7歳の子どもに向けたプレスクールモデル「LAZERBEAM KA-MG」が新登場。アウトソールは、子どもの様々な動きを想定した新たなソールデザインを採用。アッパーには通気性の良いメッシュ素材を採用し、つま先と踵の周りにはサポート力に優れたパネルを搭載した。さらにインソールには子どもが左右のシューズを区別できるよう、踵部にプリントがあしらわれている。価格は4290円(税込)。


このほか、走りを支える基本機能を搭載したスプリントタイプの新作として、耐久性に優れ、手入れも簡単な人工皮革アッパーを採用した「LAZERBEAM SG-MG」を提案。また、シンプルさと機能性を兼ね備えたミニマルモデルの新作として、アッパーに足あたりがよく、通気性に優れたメッシュ素材を採用した「LAZERBEAM MG-MG」を用意した。価格はともに4290円(税込)。


【アサヒ ガチ強】アサヒシューズ
さらに強度を高めた新ラバーソールを採用した新モデルが登場

上段:㊧アサヒJ035(男児向けデザイン)、㊨アサヒJ036(女児向けデザイン) ともに3300円/各3色展開。サイズ16.0~25.0㎝(16.5、17.5、18.5、19.5、20.5㎝なし)
下段:アサヒJ037 3850円/3色展開。サイズ19.0~25.0㎝(19.5、20.5㎝なし)

遊び盛りの子ども達に向けて、すり減りにくく丈夫な構造になっている「ガチ強」を展開しているアサヒシューズ。


21年秋冬に向けては、継続性をもたせて安定供給し、安心して販売できるアイテムを絞った商品構成とした。販促面では、シューズトレイ、ロゴボード、イメージPOPといった店頭装飾物を活用し、店頭展開はかっていく。


新製品は3型提案。男児向けデザインの「アサヒJ035」と女児向けの「アサヒJ036」は、アッパーに破れにくく、雨にも強い合成皮革を使用。また、ステッチを極力減らし、糸切れやほつれの起こりにくいよう配慮している。アウトソールは、滑りにくいパーパス意匠を採用した耐摩耗性に優れるオールラバーソールを採用。シューズのつま先部分には硬質の特殊パーツを装着した。価格はともに3300円(税込)。


「アサヒJ037」は、アッパーに柔らかさとフィット感を実現する熱成型のウレタン樹脂を使用。アウトソールは、従来モデルに比べ強度が約2倍アップした新ラバーソールを採用。前足部につま先パーツと一体化したスパイクを配置している。さらにシューズのつま先部分には硬質の特殊パーツを装着した。価格は3850円(税込)。


【アンブロ】デサントジャパン
宇宙ロケットの断熱技術を応用した「GAINA」搭載のジュニアシューズ発売

上段:アンブロ アクセレイター + GAINA SB JRWIDE 6820円(税込)、下段アンブロ アクセレイター +ガイナTR JR WIDE 7150円(税込)/各2色展開。サイズ16.0~24.0㎝(16.5、17.5、18.5、19.5、20.5㎝なし)

デサントジャパンが展開するフットボールブランド「アンブロ」は、19年より展開している、真夏の人工芝の熱さから足裏を守る「GAINA」シリーズから、サッカープレー時だけでなく、登下校や外遊びなど様々なシーンで使用できるジュニア向けのトレーニングシューズを発売した。


GAINAとは、宇宙ロケット打ち上げ時の熱から機体及び人工衛星を守るための断熱技術を応用して開発された、塗布するだけで断熱できる軽量のセラミック塗料。アンブロのGAINAシリーズのスパイクやシューズは、その断熱塗料をシューズのインソールボード部分に使用している。


GAINA搭載のスパイクは、従来品に比べ靴内への熱侵入量を約64%減少させることができ、足裏への熱伝導を大幅に遮断。またGAINAは軽量のセラミック塗料のため、従来品とほぼ同じ重量で高い断熱効果のあるシューズの商品化を実現した。


今回発売したジュニア向けのトレーニングシューズにも、このGAINAを搭載しており、従来品に比べ靴内の温度が10度上昇するのを約7分遅らせることができるという実験結果を得ている。


インソールは、通気性のある発泡素材を使用しているため熱がこもりにくく、ホールド感やクッション性のある2層構造を取り入れた。


アイテムは、ベルトタイプの「アンブロ アクセレイター + GAINA SB JRWIDE」(税込価格 6820円)とシューレースタイプの「アンブロ アクセレイター + GAINA TR JR WIDE」(税込価格7150円)の2型を用意。


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